'United by Emotion': 東京2020開会式、いよいよ23日開催！

待ち時間も残りあとわずか。

オリンピックで繰り広げられる熱戦と同様に、楽しみに待たれるのが開会式。世界各地の何十億の人々が東京のオリンピックスタジアムに入場する選手らを心待ちにする中、ここでは開会式に関する情報をご紹介したい。

どうやって観られるの？

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東京2020の開会式はいつ？

東京オリンピックスタジアムで開催される開会式は、7月23日午後8時（日本時間）に幕を開ける。この日は、新型コロナの影響で延期になった昨年の開会式予定日のちょうど1年後となる。

どんな内容が予定されているの？

過去のオリンピック開会式において、その内容は当日まで明かされていない。東京2020も同様で、その詳細は非公開だ。今回は無観客で執り行われるものの、これまでと同様、花火や各国の旗手が注目を集めることは必至。また、古代オリンピックの地であるギリシャの代表選手団に続いて各国の選手団が入場し、開催国の日本代表が最後に入場することになるだろう。

選手・審判・コーチ宣誓の後、オリンピックの正式開幕が宣言されると、聖火がオリンピックスタジアムに入り、聖火台に灯され、芸術的な演出で開会式を彩ることが期待される。

過去の大会とは異なり、東京2020の聖火台はスタジアムから離れた臨海部に場所を移す形となる。

今年の選手宣誓は何が違うの？

オリンピック宣誓は、開会式において最も象徴的で重要な部分の1つと言えるだろう。東京2020では、連帯、包容、無差別、平等の重要性を強調するため、宣誓を大幅に調整。宣誓者の数が3人から6人に増え（アスリート2人、コーチ2人、審判2人）、国際オリンピック委員会（IOC）と東京2020組織委員会の男女平等への取り組みに合った構成が予定されている。

開会式のコンセプトの意味は？

東京2020ではいくつかのテーマが設定されており、そのいずれも、アスリートの活躍やスポーツの力を通して、世界中の人々に新たな希望や勇気を与えられる大会という考えに基づくものとなっている。

オリンピックとパラリンピックの開会式・閉会式に共通するコンセプトは「Moving Forward」で、「前を向いて生きるエネルギー」という意味が込められ、さらにオリンピックの開会式では「United by Emotion」（意味は、感動で、私たちは一つになる）というテーマが掲げられている。

「United by Emotion」が意図するものは？

東京2020は、新型コロナのパンデミックに直面する中で開催されるため、過去のオリンピックとは異なる。年齢や国籍など異なる人々で構成されるこの世界が、パンデミックの影響で物理的に離れてしまった状況を鑑み、東京2020では、懸命に励む選手らの姿を通じて、すべての人に同じ感動や喜び、時には悔しさを味わってほしいという願いが込められている。

また、スポーツは世界に共通するもので、離れていても、言葉が違っていても、文化が違っていても、感動で世界を一つにできる力があるという信念のもと、スポーツの役割やオリンピックの価値を再確認し、未来への希望を感じるとともに、お互いの違いを認め合い、共感し、思いやりを持って共に生きていく能力を人類が持っていることを伝えられるような開会式運営を目指しているという。