東京2020オリンピック聖火リレー:必須情報
東京2020オリンピック聖火リレーに関する情報を網羅。ルートや日程などの詳細、ライブ配信の予定をチェックしよう。
オリンピック聖火の日本到着から1年の月日を経て、2021年に延期された東京2020オリンピック競技大会の聖火リレーが3月25日(木)からスタートする。
日本全国を回る壮大なリレーは、福島県のJヴィレッジからスタート。7月23日には東京での開会式に臨み、聖火台へ点火される。
リレースケジュールの詳細やOlympic Channelでのライブ配信の予定はこちらで確認できる。
聖火リレーの概要は以下の通り:
東京2020オリンピック聖火リレースケジュール
聖火リレーは延べ121日間にわたって実施。
聖火は2011年の東日本大震災で最も甚大な被害を受けた福島、岩手、宮城の東北3県に3日間滞在する。
7月23日から8月8日までの大会期間中、競技会場となる千葉、神奈川、埼玉、静岡の4県でも、聖火がそれぞれ3日間滞在する。
東京は最長の15日間、上記以外の39道府県にはそれぞれ2日間滞在する。
東京2020開催は2021年夏に延期されたものの、このスケジュールは1年前から変わっていない。
東京2020オリンピック聖火リレールート
日本の47都道府県をすべて通過する聖火リレーは、大会コンセプト「Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう」にふさわしく、福島県楢葉町のJヴィレッジ・ナショナルトレーニングセンターを日本時間9時にスタートする。
25日のグランドスタートセレモニーに続き、聖火は28日に栃木県へ到着。その2日後には群馬県へ入る。
5月1日には日本最南端の沖縄県に、同17日には平和の象徴・広島県に到着する。
6月13日から北海道を回る聖火は再び本州に戻り、岩手県、宮城県を通過してから7月9日に東京へ到着する。
フィナーレを迎えるのは7月23日。オリンピックスタジアムで聖火台への点火が行われる。
ルートの詳細とスケジュールはこちらのTokyo2020で確認できる。
東京2020トーチ
ギリシャのオリンピアで採火され、パナシナイコスタジアムで引継式が行われた聖火は、2020年3月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着した。
大会開催が2021年まで1年間延期されたため、聖火は東京のオリンピックスタジアムに程近い日本オリンピックミュージアムで大切に保管されていた。
ピンクゴールドが美しいトーチのデザインは、日本の春を象徴する桜の花がモチーフになっている。
このトーチは環境にも優しく、材料の約30%にアルミニウムの建築廃材を再利用。これは2011年の大震災後に仮設住宅で使用されていたものだった。
リレーの一部区間では、燃焼時に二酸化炭素を排出しない水素がトーチの燃料に使われる。
東京2020聖火リレーランナー
グランドスタートで第1走者の大役を務めるのは、2011年のFIFA女子ワールドカップで優勝し、震災直後の日本に希望をもたらしたサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」のメンバーだ。
続いて福島県在住の16歳の少年、大和田朝斗君にトーチが手渡され、リレーが本格的にスタートする。
ランナーのリストは、それぞれ2週間前に東京2020組織委員会から発表。各日最終ランナーの到着後には、聖火到着を祝うイベントが開催される。
ランナー着用のユニフォームは、持続可能な社会に向けた取り組みの一環として、オリンピックパートナーのコカ・コーラ社が回収したペットボトルを再利用して作られている。
聖火リレーを沿道から応援する場合は、東京2020組織委員会が定める新型コロナウイルス感染症対策の遵守が求められる。