テニス世界ランキング1位のヤニック・シナー、扁桃炎のためパリ2024を欠場「とても残念」

執筆者 Nick McCarvel
1 |
Jannik Sinner has withdrawn from Paris 2024 due to illness
写真: 2024 Getty Images

テニス世界ランキング1位のヤニック・シナーが、7月24日(水)、病気のためパリ2024オリンピックを辞退すると発表した。

5日前には日本代表としてパリでオリンピック5大会連続出場を果たす錦織圭が、パリ本番と同じ条件のクレーコートでシナ―と練習で汗を流した様子を自身のSNSで公開し、世界中の多くのファンからコメントなどが寄せられ期待を集めていただけに、彼の欠場の発表はとても残念なニュースとなった。

2024年全豪オープンで優勝したシナーは、つい最近、体調が悪くなり、扁桃炎と診断されたことを明らかにした。彼は、オリンピック初出場となるはずだった今大会を欠場することを「とても残念」としている。

「残念ながら、パリオリンピックに出場できないことをお知らせします」と、22歳のシナーは自身のSNSにイタリア語で投稿した。

また、「クレーコートでよいトレーニングを行った週の後、体調が悪くなり始めました。数日間休養を取り、医師の診察を受けたところ扁桃炎と診断され、プレーを控えるよう強く勧められました」と続けた。

「(パリ2024は)今シーズンの最大の目標のひとつでした。この大きな大会で母国を代表する名誉を得ることを本当に楽しみにしていました。出場するイタリア選手の幸運を祈ります」

シナーの欠場により、世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチが、男子シングルスのトップシードに入ることになるだろう。公式組み合わせ抽選は、7月25日(木)にスタッド・ローラン・ギャロスで行われる。

シナーはまた、ロレンツォ・ムゼッティとともにダブルスを組んで出場する予定だった。