テニスのグランドスラムの1つ全仏オープン本戦は現地時間5月28日から6月11日にかけ、フランス・パリのスタッド・ローラン・ギャロスで開催。6月3日に大会7日目を迎えた。
■西岡良仁が男子単ベスト16
男子シングルスはこの日までに3回戦(ラウンド16)が終了。第27シードの西岡良仁(ミキハウス/ATP世界ランキング33位)が、1回戦で第2シードのダニール・メドベージェフ(同2位)を破ったチアゴ・ザイボチ・ヴィウチ(ブラジル/同172位)と対戦した。
西岡にとって世界ランキングでは格下にあたる相手だが、強豪を破り勢いに乗るチアゴ・ザイボチ・ヴィウチが第1セットを先取。西岡は第2セットをタイブレークの末に取るが、第3セットを落とし後がなくなる。だが第4セットを6-4でものにすると、最終セットは6‐0と寄せ付けず逆転勝ち上がりを決めた。
これで西岡は自身初の全仏OPベスト16進出。日本勢でも2021年の錦織圭以来2人目となる。次戦の相手はトマス・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン/同49位)に決まった。
そのほか男子シングルスでは2回戦でダニエル太郎(エイブル/同112位)を破ったカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)らがベスト16入りを決めている。
■青山修子/柴原瑛菜は2回戦敗退
女子ダブルスの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)は、2回戦でグリート・ミネン/アンナ・ボンダール(ハンガリー)にセットカウント0‐2で敗れた。
女子シングルスでは、連覇を狙うイガ・シフィオンテク(ポーランド/WTA世界ランキング1位)がワン・シンユー(中国/同80位)を寄せ付けず。2-0(6-0,6-0)と1ゲームも落とさない快勝で、ベスト16に進んでいる。