錦織圭、ダニエル太郎、内島萌夏 1回戦敗退…パリ2024テニス男女シングルス

執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
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写真: 2024 Getty Images

グランドスラムの全仏オープンの会場としても有名なスタッド・ローラン・ギャロスを舞台にして行われるパリ2024オリンピックのテニス競技は7月28日、各種目のトーナメント1回戦を実施している。

男子シングルス日本代表で、リオ2016銅メダリストの錦織圭は、悪天候の影響で延期となったこの日の男子シングルス1回戦に登場した。錦織はジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦し、第1セットは1−6であっさりと奪われてしまったものの、つづく第2セットでは粘りのプレーで世界ランキング26位のドレイパーを揺さぶり、セットカウントで同点に並ぶ底力を見せる。何度もアドバンテージを得て食らいつく錦織だったが、第10ゲームで力尽き、4−6でセットを連取される。最終的に錦織は0−2(1−6, 4−6)のストレートで敗れ、5大会連続のオリンピック出場となったパリ2024は、初戦で姿を消すこととなった。

また、同じ時間帯、別のコートでは、ダニエル太郎が第6シード枠から出場のキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦し、セットカウント0−2(5−7, 1-6)で黒星に終わり、次戦に駒を進めることができなかった。

女子シングルスでは、内島萌夏がエリナ・スビトリナ(ウクライナ)と対戦。セットカウント0−2(2−6, 1−6)のストレートで敗れた。これにより、前日(27日)の大坂なおみを含め、男女通じてシングルス日本勢はいずれも初戦敗退が決まった。

なお、この日の現地時間夕刻に、錦織とダニエルはペアを組んで男子ダブルス1回戦に出場する予定だ。