ジョコビッチが決勝でアルカラスを下しキャリアゴールデンスラム達成|パリ2024テニス男子シングルス

執筆者 Masaki Chiba / 千葉正樹
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写真: 2024 Getty Images

グランドスラムの全仏オープンの会場としても著名なスタッド・ローラン・ギャロスを舞台にして行われているパリ2024オリンピックのテニス競技は8月4日、男子シングルス決勝が行われた。

決勝のカードは歴代最多となるグランドスラム24勝、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、グランドスラム4勝、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)というカードになった。

ローラン・ギャロスのコートをよく知る2人の対決は、第1セットから激しい攻防が繰り広げられる。6-6のタイブレークとなると、ここからジョコビッチが接戦をものにして第1セット7-6(3)を先取した。

第2セットも互いに譲らないシーソーゲームとなり、アルカラスは第2ゲーム奪取のチャンスを迎えるも、ここからジョコビッチが驚異的なコントロールショットを連発し、6-6と再度タイブレークとなる。

このタイブレークでジョコビッチはアルカラスに主導権を渡さず、第2セットは7-6(2)で決着。ストレートで勝利したジョコビッチが、悲願のオリンピック金メダルを手にした。

パリ2024で頂点に立ったジョコビッチは、これで4大大会全制覇のグランドスラムに加えて、オリンピックのタイトルも獲得したことにより、キャリアゴールデンスラムを達成した。