2022全農CUP TOP32福岡大会が9月3日から4日に、アクシオン福岡(福岡県福岡市)で開催される。同大会は、パリ2024オリンピック選考ポイント付与大会の1つで、男女シングルスのみが行われる。
■出場選手
■展望
▼男子
日本卓球協会(JTTA)は、パリ2024シングルス男女日本代表選考基準について、指定大会での合計獲得ポイントに基づいて選出する方針を発表。選考大会はこれまで2大会(LION CUP、ノジマカップ)が終了した。男子はTokyo2020代表の張本智和が2大会連続で優勝しており、75ポイントで首位に立っている。
2022全農CUP TOP32福岡大会でも張本が優勝候補に挙げられる。最新の世界ランキングで張本は4位。日本勢2番手の宇田幸矢(22位)、3番手の戸上隼輔(42位)に差をつけている。選考大会3連続優勝を収め、後続を引き離すことはできるか。
選考ランキング2位は及川瑞基、3位は横谷晟、Tokyo2020に出場した丹羽孝希は4位につけている。8月28日まで開催されていたWTTフィーダー・オロモウツ準優勝の吉村真晴は6位。国際大会で結果を残した勢いで上位進出を狙いたい。
▼女子
女子は早田ひなが選考大会を2大会連続で優勝している。Tokyo2020出場は叶わなかったものの、第25回アジア選手権大会(2021年9月28日‐10月5日)制覇。WTTカップファイナル(2021年12月4日-7日)では銅メダルを獲得した。世界ランキングでは、日本勢2番手の6位につけている。
選考ポイントランキング2位は木原美悠、3位は⻑﨑美柚。Tokyo2020代表選手は出遅れており、日本卓球史上初の個人でのオリンピック銅メダルに輝いた伊藤美誠(世界ランキング5位)は、選考ポイントランキングで平野美宇と並んで5位。石川佳純は7位につけている。選考大会3戦目で巻き返しを狙う。
■パリ2024日本代表選考
日本卓球協会は、パリ2024男女日本代表候補選手選考基準の考え方を発表。パリ2024選考ポイント上位2名をシングルス代表に選出するとしている。選考ポイント付与大会は、強化本部が指定した選考会及び国際大会、 2023年と2024年開催の全日本選手権大会となる。
なお選考基準の正式発表は、国際オリンピック委員会(IOC)、国際卓球連盟(ITTF) の「2024 年パリオリンピック開催要項」発表後にされる(2022年中に発表される見込み)。
▼選考ポイントランキング
※上位8選手
※8月15日時点
男子
- 張本智和 75
- 及川瑞基 48
- 横谷晟 45
- 丹羽孝希 40
- 有延大夢 33
- 吉村真晴 30
- 篠塚大登 28
- 曽根翔 23
女子
- 早田ひな 75
- 木原美悠 55
- ⻑﨑美柚 48
- 佐藤瞳 38
- 伊藤美誠 35
- 平野美宇 35
- 石川佳純 28
- 橋本帆乃香 25
▼選考ポイント付与大会
- LION CUP
- ノジマカップ
- 全農カップ福岡
- 第3回Road to Paris
- 2023全日本選手権
- 第4回Road to Paris
- 世界選手権
- Tリーグ個人戦
- 第5回Road to Paris
- アジア競技大会
- アジア選手権
- 第6回Road to Paris
- 2024全日本選手権