チュニジア・チュニスで現地時間8月1日に開幕したWTTコンテンダーは6日、最終日を迎えた。WTT(World Table Tennis/ワールド・テーブル・テニス)は2021年に新設されたITTF(国際卓球連盟)国際大会シリーズで、コンテンダーはグランドスマッシュ、 カップファイナル、チャンピオン、スターコンテンダーに続く5番目の格付けとなっている。
■張本美和は準優勝
女子シングルス決勝は、ITTF世界ランキング66位の張本美和(木下アカデミー)と、同47位のチャン・ルイ(中華人民共和国)が対戦。チャン・ルイは2回戦で平野美宇、準決勝で長﨑美柚(ともに木下グループ)を破っている。
第1ゲームは12-12から突き放した張本美が、14-12で先取。しかし、この後は3ゲーム連続で落として追い込まれる。それでも第5ゲームを11-9で取り返すと、第6ゲームも連取。勝負は第7ゲームに委ねられる。最終ゲームは11-11までもつれ込むも、最後はチャン・ルイが連続ポイント。1時間24分にわたる熱戦は、チャン・ルイに軍配が上がった。
男子シングルス決勝は、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が4-1でアレクシス・ルブラン(フランス)を下している。
■木造勇人/張本智和が男子複を制す
男子ダブルス決勝では、木造勇人(個人)/張本智和(IMG)と、中華人民共和国のジャオ・ズーホウ/シュー・フェイが対戦。3-2で木造/張本智が勝利を収めた。張本智は、張本美とのペアで混合ダブルスも制しており、今大会2冠となった。
女子ダブルス決勝は、中国勢同士の対戦。チャン・ルイ/クアイ・マンが、シ・シュンヤオ/ホー・ジュオジアを下している。
次回のWTTシリーズは、9月4日からオマーン・マスカット、9月13日からカザフスタン・アルマトイで、それぞれコンテンダーが開催される。
【放送予定】
ネット:テレビ東京 卓球チャンネル(ライブ配信)
大会公式HP:WTT Contender Tunis 2022
日本代表(自主参加)
男子(7名)
- 張本智和(IMG)WR8
- 宇田幸矢(明治大学)WR26
- 丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)WR62
- 木造勇人(個人)WR68
- 及川瑞基(木下グループ)WR106
- 田中佑汰(愛知工業大学)WR111
- 吉村和弘(TRAIL)WR113
女子(6名)
- 石川佳純(全農)WR9
- 平野美宇(木下グループ)WR17
- 長﨑美柚(木下グループ)WR49
- 張本美和(木下アカデミー)WR66
- 笹尾明日香(日本生命)WR77
- 森さくら(日本生命)WR81
※ WR(=世界ランキング)は、2022年第29週時点のもの