中国がスウェーデンを3-0のストレートで退け金メダル|パリ2024卓球 男子団体決勝
パリ2024オリンピックの卓球は現地時間8月9日、パリ南アリーナ4で男子団体決勝、中華人民共和国vsスウェーデンが行われた。
■第1ゲームはマ/ワンが先取
第1試合のダブルスは、中国代表マ・ロン/ワン・チューチンvsスウェーデン代表クリスティアン・カールソン/アントン・ケルベリとなった。
第1ゲームをスウェーデン組が先取するも、そこからマ/ワンが立て続けに2ゲームを連取し、ゲームカウント2-1で中国ペアが先勝に王手をかける。だが第4ゲームはデュースにもつれ、11-11からスウェーデンペアが2ポイントを奪取し、ゲームカウント2-2となった。
最終第5ゲームは11-7で決し、中国ペアがゲームカウント3-2で先勝している。
■男子個人単決勝の再戦も、ファンが再び勝利
続く第2試合はファン・ジェンドンvsトルルス・モーレゴードと、男子個人シングルス決勝と同様のカードとなった。
第1ゲームをモーレゴードが10-12で先取すると、そこからファンは意地を見せて第2ゲーム(11-8)、第3ゲーム(11-9)と連続で取った。第4ゲームはモーレゴードが驚異的な粘りを見せ、11-13でゲームカウント2-2となった。最終第5ゲームはファンが11-5で取り、これで中国が連勝でマッチカウント2-0と、金メダルに王手をかけた。
ファンにとっては、今大会の男子シングルス決勝に続きモーレゴードから連勝となった。
■カールソンが粘るも、ワンが取り中国が金
第3試合のシングルスはワンvsカールソンのマッチアップとなり、ここではワンが11-9、11-5と立て続けに連取する。第3ゲームはカールソンが食い下がり、11-13でゲームカウント2-1となった。
カールソンは第4ゲーム、一度ゲームポイントとなるが、ワンがそこから盛り返し、10-10のデュースとなる。だがこのゲームは10-12でカールソンが取り、ゲームカウント2-2で最終ゲームに突入した。
第5ゲーム、ワンはカールソンに主導権を渡さず11-2で圧倒し、勝負は決した。これで中国が3-0のストレートで金メダル獲得となった。
男子団体が正式種目となった北京2008以来、中国は5大会連続の男子団体金となっている。