(時事)
ワールドアクアティクス(世界水泳連盟)が主催する世界水泳選手権2023福岡大会は7月30日に大会最終日を迎え、競泳7種目の決勝を行った。
大会のフィナーレとして実施された4x100mメドレーリレー決勝で、日本は男子と女子それぞれで予選から順位を上げて6位となった。
この日の午前に行われた女子4x100mメドレーリレーの予選には、日本より白井璃緒(背泳ぎ)、青木玲緒樹(平泳ぎ)、相馬あい(バタフライ)、池江璃花子(自由形)の4名が出場し、エントリー24チーム中、決勝ラインぎりぎりの8位(タイム:3:58.58)となって、夜の決勝進出を決めた。
その決勝では、青木に代わって、地元・福岡県出身の鈴木聡美が、個人種目の平泳ぎ決勝を控えながら、決勝のTEAM JAPANとして選出されている。
大歓声の響き渡る決勝レースで、日本は予選より早いタイム3:58.02をマークし、順位も2つ上げて6位となった。レース後のインタビューでは、福岡2023で個人とチーム種目合わせて計13レースを泳ぎ切ったアンカーの池江は、「最後の最後、本当にしんどかったし、気持ちの部分でも体の部分でも完璧な状態ではなかった」と振り返りながら、2001年以来22年ぶりの国内開催となった世界水泳について「(会場へ)観客として来てくれたりとか、テレビの前で応援してくれた人たちへ、ちょっとでも『すごかった。楽しかった』と思ってもらえたレースができたのではないかと思うので、自分的には満足した8日間になった」と大会を総括した。
女子4x100mメドレーリレーの優勝は、アメリカ合衆国でタイムは3:52.08だった。
女子と同じスケジュールで行われた男子4x100mメドレーリレーには、入江陵介(背泳ぎ)、渡辺一平(平泳ぎ)、水沼尚輝(バタフライ)、松元克央(自由形)の4名でTEAM JAPANを構成し、予選7位(タイム:3:32.36)となって決勝に進出。メンバー変更することなく挑んだ決勝では、予選の疲れを見せることなく、メンバーそれぞれが最後の力を振り絞った全力の泳ぎで会場を沸かせ、予選から順位を1つあげて6位でフィニッシュ(タイム:3:32.58)し、充実の表情を見せた。
福岡2023日本代表選手団のキャプテンを務めた入江は、「(リレーの)決勝の舞台で泳ぐことができて、純粋に幸せな気持ちでした」と振り返りながら、開幕まで1年を切ったパリ2024に向けて「体力的にも精神的にも、年々厳しい部分はもちろんあります。ただ、僕自身チャレンジしたいし、諦めたくない。 しっかりと心も体も準備して、来年に向かえたら」と、福岡2023で通じて感じたフィジカルとメンタルの更なる強化を誓った。
男子4x100mメドレーリレーの優勝は、大会新記録となるタイム3:27.20を叩き出したアメリカで、この種目では男女でダブル制覇を成し遂げている。
また、個人種目では、前日(29日)の準決勝から勝ち上がり、女子50m平泳ぎ決勝に出場した鈴木聡美が、タイム30.44を記録し、7位となった。鈴木は、福岡2023で出場した平泳ぎ個人2種目の両方で、決勝進出を果たしている。また、この種目では、ルタ・メイルティテ(リトアニア)が世界新記録となる29.16というタイムを記録して優勝を決めている。
さらに、この日の午前に行われた女子400m個人メドレー予選に出場した成田実生は、出場35名中3位(タイム:4:38.05)となってファイナルに進出するも、夜の決勝では予選より4秒遅れのタイム4:42.14でフィニッシュし、8位に終わった。優勝は、成田と同学年のサマー・マッキントッシュ(カナダ)で、タイムは4:27.11だった。27日の200mバタフライでの優勝に続いて、マッキントッシュは今大会2冠に輝いている。谷川亜華葉は、決勝ラインにわずかに届かず、全体9位で予選敗退となっている。
このほか、男子1500m自由形決勝では、アハメド・ハフナウィ(チュニジア)が大会新記録となるタイム14:31.54をマークして優勝し、26日の800m自由形に続いて今大会2個目の金メダルを獲得している。
7月14日から始まった17日間に及ぶ福岡での熱い水の戦いは幕を閉じ、2024年2月2日にカタールの首都で開かれる次回エディションの世界水泳ドーハ2024にバトンが渡された。
競泳をはじめ、福岡2023で行われた全6種目の日本代表選手の成績は、以下より確認できる。