寺門弦輝、本多灯、渡辺一平、花車優がパリ2024へ|競泳・国際大会代表選考会2024第5日
競泳の国際大会代表選手選考会は3月21日、 東京アクアティクスセンター(東京都江東区)で大会5日目を迎えた。今大会は今夏に開催されるパリ2024を含む国際大会の日本代表選考会として行われている。
この日は2種目、4選手が派遣標準記録を突破し、パリ2024日本代表内定を手にした。
男子200mバタフライ決勝では寺門弦輝が1分54秒07で優勝。2月の世界選手権で日本人初の金メダルを獲得した本多灯は1分54秒18でフィニッシュし、両名がパリ2024への挑戦権を手にした。
男子200m平泳ぎも上位2名がそろって派遣標準記録を上回る泳ぎを見せた。優勝は2分06秒94をマークした渡辺一平。2位に入った花車優も2分07秒07の好記録を残した。
そのほかの決勝種目では、女子100m自由形で池江璃花子が優勝。記録は54秒15だった。女子1500m自由形は16分07秒00で蝦名愛梨が制し、男子100m自由形は48秒28の松元克央が200mに続いて2冠を達成。非五輪種目の女子50m背泳ぎは高橋美紀が28秒29で優勝した。
なお、オリンピック代表選手に関しては、各国内オリンピック委員会(NOC:日本の場合、日本オリンピック委員会/JOCを指す)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。
競泳の国際大会代表選手選考会2024の結果は、下記より確認できる。
パリ2024日本代表選考
パリ2024オリンピック競泳の日本代表選手選考対象大会となる「国際大会日本代表選手選考会」では、個人種目で派遣標準記録(下表の通り)を突破した選手が、代表選考の対象となる。なお、同記録を突破した選手が3名以上いる場合は、上位2名を選考する。上位2名までの者の中に、同じ記録の者が複数存在するために、上位2名を決定することができない場合は、スイムオフを実施し、その上位者を選考する。スイムオフの実施方法は競技委員会がその都度決定する。
日本水泳連盟は各種目の派遣標準記録について、以下の通り説明をしている。
「2017年から2023年に開催されたオリンピックまたは世界選手権の各準決勝10位の記録及び各予選10位の記録(準決勝のない種目については 予選10位の記録によることとした)のうち最高記録とした。但し、400m個人メドレー(女子)については、同最高記録がオリンピック参加標準記録を下回っているため、オリンピック参加標準記録によることとした(今後、オリンピック参加標準記録に変動が生じた場合はそれに準ずることとする)」