パリ2024オリンピック・メダリスト吉沢恋、赤間凛音らが出場!ワールドスケートゲームズ2024スケートボード・ストリート世界選手権ローマ大会の見どころと注目選手

パリ2024オリンピックのメダリストである吉沢恋、赤間凛音、ライッサ・レアルが、ワールドスケートゲームズ2024スケートボード・ストリート世界選手権ローマ大会で再び世界チャンピオンの座を競い合う。ここでは、見どころ、注目の選手、日程を確認しよう。 

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パリ2024オリンピックスケートボードが世界の注目を集めたあの日からおよそひと月半が経った今、スケートボード・ストリートのトップ選手たちがワールドスケートゲームズ2024世界選手権ローマ大会で再び対戦する。

9月7日から14日まで、古代ローマの円形闘技場コロッセオを背景にしたオッピオヒル・スケートパークで、男女ストリートの世界チャンピオンの座をかけて選手たちは競い合う。

パリ2024オリンピック金メダリスト、14歳の吉沢恋(ここ)をはじめ、銀メダルの赤間凛音(りず)、銅メダルのライッサ・レアウ(ブラジル)を含む150人以上のスケーターが出場し、1週間にわたる大会は男女予選から始まるが、パリ2024の表彰台に立った選手たちはこれが免除される。

予選を通過した32人のスケーターが準々決勝に進出し、上位16人が準決勝、そしてさらに上位8人が決勝に進み優勝を競い合うことになる。

ここでは、大会の見どころ、注目の選手、日程を紹介する。

パリ2024を振り返る/スケートボード・ストリート

パリ2024オリンピックのスケートボード競技は、興奮と歓喜、失意と涙に満ちあふれていた。

ブダペストでのオリンピック予選シリーズ、ストリート決勝で見事な復活を果たした堀米雄斗は、パリの大舞台でも再び劇的な大逆転パフォーマンスを見せ、アメリカ合衆国のジャガー・イートンナイジャ・ヒューストンを抑え、スケートボード史上初の連覇を果たし、金メダルを獲得した。

一方、東京2020銀メダリストのケルビン・ホーフラーは6位に終わり、現世界チャンピオンの白井空良(そら)が4位となった。安定した結果を出すことが難しいとされるスケートボード競技の厳しさが見られた。

男子種目では、期待されていた強豪選手が上位を占める中で、女子種目では2人の新しいスター選手が現れた。

14歳の吉沢と15歳の赤間が、東京2020オリンピック金メダリストの西矢椛(もみじ)と、現世界チャンピオンの織田夢海(ゆめか)を抑えてパリの出場枠を確保した上に、それぞれ金と銀メダルを獲得して世間を驚かせた。

ブラジルのスーパースター、ライッサ・レアルは、中華人民共和国の14歳、サイ・シンギを抑え3位に入り、2個目のオリンピックメダルを獲得した。

各選手にとってオリンピックメダルを獲得した今、次に狙うのは世界チャンピオンの座だ。

今大会の女子種目では、昨年12月に東京で開催された前回の世界選手権で優勝した織田が連覇を目指す。同大会で優勝した白井は今大会には出場しない。

両選手にとって、世界の舞台は自分たちの実力を再び示す機会となるだろう。特にパリに出場できなかった織田にとっては貴重な機会となる。織田と東京2020金メダリストの西矢は、オリンピック予選で厳しい戦いを強いられ、パリの代表枠を獲得することができなかった。

堀米、イートン、ヒューストンがパリでのメダル獲得後に休暇を取っている中、男子種目の表彰台への扉はいつもよりは開かれているかもしれない。その機会をつかみ、自身の実力を示すことが期待されるのは、グスタボ・リベイロ(ポルトガル)、オーレリアン・ジロー(フランス)、そして日本の根附海龍(ねつけ・かいり)らだろう。

金メダル吉沢恋、銀メダル赤間凛音、銅メダルライッサ・レアル(ブラジル)/パリ2024スケートボード女子ストリート

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スケートボード・ストリート世界選手権2023東京大会のトップ3

男子

  • 1位 白井空良
  • 2位 根附海龍
  • 3位 堀米雄斗

女子

  • 1位 織田夢海
  • 2位 ライッサ・レアル
  • 3位 西矢椛

スケートボード・ストリート現世界チャンピオンの白井空良/パリ2024オリンピック

(2024 Getty Images)

ワールドスケートゲームズ2024 スケートボード・ストリート世界選手権ローマ大会の日程・ライブ配信

ワールドスケートゲームズ2024では、予選と準々決勝はベスト・オブ・ツー・ラン形式(2本行うランのうちの得点の高いほうで順位が決まる)で行われ、準決勝と決勝では2/5/3形式(ラン2本のベスト1本と、「ベストトリック」5本のうちのベスト2本の合計点で順位が決まる)が採用される。9月7日からの3日間は公式練習が行われ、10日から本戦が始まる。13日の準決勝、14日の決勝の模様はOlympics.comでライブ配信予定。

9月7日

  • 9:00〜18:55(日本時間16:00〜翌1:55)女子・男子公式練習

9月8日

  • 9:00〜18:55(日本時間16:00〜翌1:55)女子・男子公式練習

9月9日

  • 9:00〜18:55(日本時間16:00〜翌1:55)女子・男子公式練習
  • 19:00〜19:45(日本時間翌2:00〜2:45)女子・男子シード選手公式練習

9月10日

  • 9:00〜13:55(日本時間16:00〜20:55)女子予選
  • 14:00〜14:45(日本時間21:00〜21:45)女子・男子シード選手公式練習

9月11日

  • 9:00〜13:55(日本時間16:00〜20:55)男子予選(ヒート1〜4)
  • 14:00〜14:45(日本時間21:00〜21:45)女子・男子シード選手公式練習 
  • 14:50〜19:45(日本時間21:50〜翌2:45)男子予選(ヒート5〜8)

9月12日

  • 9:00〜14:15(日本時間16:00〜21:15)女子準々決勝
  • 14:20〜19:35(日本時間21:20〜翌2:35)男子準々決勝

9月13日

  • 11:00〜15:10(日本時間18:00〜22:10)女子準決勝
  • 15:15〜19:40(日本時間22:15〜翌2:40)男子準決勝

9月14日

  • 18:15〜19:25(日本時間翌1:15〜2:25)女子決勝
  • 19:45〜20:55(日本時間翌2:45〜3:55)男子決勝
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