安楽宙斗が初優勝、参戦1年目でボルダー年間王者に…野中生萌は銅メダル|IFSCクライミングワールドカップ・インスブルック2023

ボルダーの今シーズン最終戦となるIFSCクライミングワールドカップインスブルック2023が6月14日に開幕。16日の男子決勝で安楽宙斗が優勝し、年間王者にも輝いた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
W杯ボルダー/課題に挑む安楽宙斗
(時事)

IFSC(国際スポーツクライミング連盟)クライミングワールドカップ(ボルダー/リード)インスブルック2023が現地時間6月14日、オーストリアで開幕した。ボルダーは今大会がシーズン最終戦。16日までに男女決勝が行われ、年間王者が確定した。

日本からは男子8選手、女子7選手が参加。16日の男子決勝には安楽宙斗、楢󠄀﨑明智の2人が進んだ。安楽と楢󠄀﨑明智は3T3zで並んだが、アテンプト数の差で安楽に軍配。W杯初優勝を飾った。この結果を受けて、年間ランキングでもトップに浮上。W杯参戦1年目ながら、年間王者に輝いた。

安楽はボルダーで4大会に出場し、ソルトレイクシティ大会(アメリカ合衆国)で銀メダル、プラハ大会(チェコ)で7位、ブレッサノーネ大会(イタリア)で5位の成績を残した。また、優勝1回、準優勝1回の楢󠄀﨑智亜が年間ランキング3位に入っている。年間2位はリ・ドヒュン(大韓民国)。

女子は15日に決勝を実施。野中生萌が銅メダル、森秋彩が5位、伊藤ふたばが6位だった。優勝は唯一全完登を達成したヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)。2位はナタリア・グロスマン(米国)だった。

年間ランキングではグロスマンがトップ。野中が2位で続き、3位はブルック・ラバトゥ(米国)だった。

インスブルック大会では17日から18日まで、リードの今シーズン開幕戦が行われる。男子はボルダー年間王者の安楽や楢󠄀﨑智亜と明智、女子も野中、森、伊藤などが出場を予定している。

■日本山岳・スポーツクライミング協会派遣選手

男子ボルダー

  • 安楽 宙斗
  • 楢󠄀﨑 明智
  • 小俣 史温
  • 緒方 良行
  • 楢󠄀﨑 智亜
  • 藤井 快
  • 佐野 大輝
  • 通谷 律

女子ボルダー

  • 森 秋彩
  • 松藤 藍夢
  • 野中 生萌
  • 伊藤 ふたば
  • 関川 愛音
  • 青栁 未愛
  • 中川 瑠

男子リード

  • 安楽 宙斗
  • 楢󠄀﨑 明智
  • 楢󠄀﨑 智亜
  • 小俣 史温
  • 本間 大晴
  • 百合草 碧皇
  • 吉田 智音
  • 緒方 良行
  • 樋口 純裕

女子リード

  • 森 秋彩
  • 松藤 藍夢
  • 伊藤 ふたば
  • 野中 生萌
  • 小池 はな
  • 谷井 菜月
  • 中川 瑠
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