16歳の安楽空斗(あんらく・そらと)が男子ボルダーでの悔しさを晴らし、男子リード決勝で2位となった。
8月1日〜12日の日程でスイス・ベルンで開催されているIFSCクライミング世界選手権2023。大会6日目の8月6日午後に女子リード決勝に続いて男子リード決勝が行われ、日本代表の安楽が2位となった。
優勝はヤコプ・シューベル(オーストリア)、3位はアレクサンダー・メゴス(ドイツ)。
同日午前中に行われた準決勝を5位タイで通過した安楽は、10人で行われた決勝で5番手に登場すると、48まで登って暫定首位に。その後、百合草碧皇(あお)や、過去の世界選手権で表彰台に2度立っているアレクサンダー・メゴス(ドイツ)が登場するも、安楽を超えることはできず、結果は残り3人を待つことになった。
次に競技を行ったヤコプ・シューベルト(オーストリア)が安楽をわずかに上回る48+で首位に立ち安楽は暫定2位となった。優勝候補のひとりとして目されたアダム・オンドラ(チェコ共和国)、準決勝1位通過のトビー・ロバーツ(英国)が登場したが、ミスにより上位に食い込むことができず、安楽の2位が決まった。
パリ2024オリンピック出場権がかかるボルダー&リード複合の準決勝は9日、決勝は12日に予定されている。