荻原大翔、今シーズン初優勝!女子は深田茉莉が2位|スノボ・ビッグエア北京2024

2024/2025シーズンのスノーボード・ビッグエアワールドカップ第2戦が中華人民共和国・北京にて行われ、男子では荻原大翔が今シーズン初優勝を果たした。女子では、深田茉莉が日本人最高の2位となっている。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
Hiroto Ogiwara of Japan competes during the Men's Snowboard Big Air World Cup heats at The Big Air Shougang on December 01, 2023 in Beijing, China. 
(2023 Getty Images)

国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が主催する2024/2025シーズンにおけるスノーボード・ビッグエアのワールドカップ第2戦が、中華人民共和国・北京において11月30日(予選)と12月1日(決勝)の2日間にわたって行われた。

スノーボードのビッグエアでは、各選手は3回のラン(演技)を行い、そのうち上位2つのスコア合計で順位が争われる。

男子の予選には53名が出場し、上位10名による決勝には、日本勢3名が進出した。

その中で、荻原大翔(写真上)がラン1回目(86.00)と2回目(83.50)の両方でハイスコアを叩き出し、合計スコア169.50で首位に立つ。最終のランでは、荻原のスコアを上回る選手が現れなかったため、トップを守り抜いた荻原が今シーズン初となるワールドカップ優勝を果たした。

荻原はOlympics.comのインタビューで「優勝できて嬉しいです。みんなより難易度低めの技だったのですが、クリーンさを意識して決められて、本当によかったです」とコメントした。

2位にはスコア合計165.50をマークしたイタリア代表(Matteoli Ian)、3位には159.25を記録した中国代表(Yang Wenlong)が入った。木俣椋真は7位、第1戦優勝の長谷川帝勝は8位だった。

男子と同様の競技フォーマットで実施された女子の予選には24名がエントリーし、ファイナリスト8名には半数を超える5名の日本代表が名を連ねた。

このうち、今季第1戦を制している深田茉莉が、1回目のランで85.25、最終のランでは91.50をマークして合計スコア176.75を記録するも、3回目のランでこの日のベストスコア(94.00)を叩き出したイギリス代表(Brookes Mia)に合計スコア(179.75)で3ポイント及ばず、2位となった。3位には、同種目でオリンピック2連覇を達成しているアンナ・ガッサー(オーストリア)が入り、合計スコアは169.00だった。

このほか、鬼塚雅が5位(155.50)、岩渕麗楽が6位(149.25)、村瀬由徠が7位(37.50)、村瀬心椛が8位(27.75)だった。

2024/2025シーズンにおけるスノーボード・ビッグエアのワールドカップ第3戦は、オーストリア・クラーゲンフルトにて行われ、2025年1月3日に開幕する。

もっと見る