パリ2024オリンピックまであと1年6ヶ月。パリオリンピックでのスケートボード競技のストリート種目は開会式翌日の2024年7月27日(男子)、28日(女子)に予定され、ここで金メダリストが決まる。
そこに辿り着くまでに、選手たちはまず予選大会でポイントを重ねてランキングを高め、パリへのチケットを掴む。
その予選大会の1つとなるのが、1月29日〜2月12日にアラブ首長国連邦のシャルジャで予定されている世界選手権だ。昨年夏にローマで行われたストリート種目の最初の予選大会「ストリート・スケートボード・ローマ2022」では、日本女子が表彰台を独占。その勢いはこの世界選手権にも続くのか!?
日本女子ストリートの注目選手を紹介しよう!
夏にローマで行われた大会で表彰台の頂点に立ち、現在「オリンピック・ワールドスケートボード・ランキング」の女子ストリートで1位となっているのが、富山県出身の17歳、中山楓奈(ふうな)。
東京オリンピックでは銅メダルを獲得し、パリでの活躍を目標に据える中山は、世界トップレベルのストリートリーグ・スケートボードSLSスーパークラウン(最終戦)で、昨年、ブラジルのライッサ・レアウに続いて2位。秋には自身が「憧れ」だったという米スケボー雑誌「スラッシャー」の表紙も飾るなど、トップスケーターとしての道を歩む。
ローマの大会で2位となり、世界ランキング2位につけるのがオリンピック金メダリストの西矢椛。
大阪生まれで15歳の西矢は、2021年に行われた前回の世界選手権で西村碧莉に続いて2位となる勝負強さを見せ、東京オリンピックへの出場を決めた。その結果がオリンピック女子ストリート初の金メダルにつながった。
昨年夏のローマの大会で2位となった後、7月にはデューツアー、Xゲームズで続けて優勝し、SLSのファイナルでは3位に輝くなど、中山以上の安定感を見せる。
日本女子を率いる中山、西矢に続き世界ランキング3位となるのが、愛知県出身の16歳、織田夢海(ゆめか)。
東京オリンピック出場を逃した悔しさを胸に「勝つこと」にこだわる織田は、昨年夏のパリ2024オリンピック最初の予選大会で3位となったほか、SLSではワイルドカード枠で出場して4戦すべてで決勝進出を果たした。
SLSの第1戦では「キックフリップ・フロントサイドフィーブル」で女子最高得点を叩き出して観客を沸かせた。
国際舞台でもその名が知られる上記3選手に加え、今回の世界選手権でどんな滑りを披露するかが楽しみなスケーターが15歳の伊藤美優。
山形県出身の伊藤は、2021年の日本選手権で3位、日本オープンでも2位となるなど、国内で安定した成績をおさめてきた。そして2022年11月に新潟の村上市スケートパークで行われた日本スケートボード選手権で、西矢や織田を抑えて初優勝を飾った。
伊藤を日本女王にした技は「ハードフリップ」と呼ばれるもので、板を回転させながら階段を飛び降りる技。
ローマ大会で12位となり、世界ランキング現在12位の伊藤は、強者ぞろいの日本女子ストリートの頂点に立った自信と「ハードフリップ」を武器に、世界選手権でも輝きを放つことだろう。
ここで紹介した4選手のほか、昨年夏のローマ大会で僅差で表彰台を逃した赤間凛音(りず)、同大会6位で2009年生まれの吉沢恋(ここ)など、女子ストリートには合計8選手が出場する。
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