テニスの**ロジャー・フェデラー**が引退するというニュース受け、テニス界のレジェンドに敬意を示すメッセージが数多く寄せられている。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、スイス出身のスーパースターの人柄と輝かしい経歴を振り返り、「ロジャー・フェデラーはコート上でもコートの外でも紳士であり、真のオリンピック・チャンピオンです。ロジャーの素晴らしいキャリアに祝福を贈るとともに、未来が幸せであることを祈っています。またお会いできることを楽しみにしています」と、発表した。
フェデラーのライバルとして長年競い合ってきたラファエル・ナダルは、ふたりのライバル関係やコート外での友情に関して言葉をつづった。
フェデラーとナダルは、6年間にわたりATPランキング1位と2位を分け合い、グランドスラム決勝ではたびたび顔を合わせ、テニス史に残る戦いを繰り広げてきた。
自身のツイッターを更新したナダルは、「この日が来ないことを願っていたよ」と切り出し、共に競い合えたことに感謝するとともに「これからの未来も私たちは多くの瞬間を共有することになるだろう」とつづった。
四大大会で18度の優勝を誇るマルチナ・ナブラチロワは、フェデラーの引退のメッセージに触れ、「なんと温かいメッセージなのでしょう。愛や人生、希望、情熱、感謝で満ちあふれています」とし、それがフェデラーのプレースタイルであったことを指摘した。
2022年の全米オープンで優勝した19歳のカルロス・アルカラスは、フェデラーが彼の憧れであり、インスピレーションを与えてくれる存在であることをつづり、感謝の気持ちを表現した。
フェデラーがタイトルを8度手にしたウィンブルドンも、「ロジャー、どこから振り返ろうか?」と語りかけるようにソーシャルメディア上につづり、フェデラーが残した思い出や喜びに感謝した。