井上尚弥、スーパーバンタム級転向後の初戦は 5月7日に2団体統一王者のスティーブン・フルトンと

2022年末、プロボクシング世界バンタム級で4団体統一王者に輝くという金字塔を打ち立て、2023年はじめに全ての王座返上とスーパーバンタム級への転向を発表した "モンスター" こと、井上尚弥の初戦が発表された。その相手は、WBCとWBOの世界スーパーバンタム級2団体統一王者のスティーブン・フルトン(アメリカ)で、5月7日に横浜アリーナでゴングが鳴る。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
ボクシング/王座返上を表明した井上尚弥
(時事)

プロボクシング世界バンタム級4団体統一王者に輝き、それら全ての王座返上とスーパーバンダム級への転向を発表した井上尚弥が、階級変更後の初戦の相手としてWBC(世界ボクシング評議会)とWBO(世界ボクシング機構)の世界スーパーバンタム級2団体統一王者であるスティーブン・フルトン(アメリカ合衆国)を相手に5月7日、横浜アリーナ(神奈川県)にて対戦することを、本日(3月6日)付で発表した。

世界中のファンから "モンスター" というニックネームでリスペクトを受ける井上は、2022年12月13日に行われたバンダム級4団体統一戦で、当時WBO王者だったポール・バトラー(イギリス)を11回KOで撃破し、史上9人目、アジア人では初となる4団体統一という金字塔を打ち立てた。また、バンタム級での4団体統一は世界初の快挙だった。

その後、2023年1月13日に、井上は記者会見の場で、4つすべての王座返上とスーパーバンタム級への転向を発表。そして、自身が「最終章」と位置付けるチャプターの始まりからいきなり、2団体統一王者に挑戦する。

井上のこれまでの通算成績は、24戦24勝(21KO)と無敗。一方のフルトンも、プロキャリアで21戦全勝(8KO)無敗という、両者負け知らずの強者対決となる。また、フルトンにとっては、これが初の国外マッチとなる。

井上がフルトンを下せば、井岡一翔に続いて日本人では史上2人目となる世界4階級制覇を達成することとなる。

もっと見る