写真: 2021 Getty Images
テコンドーはシドニー2000オリンピックでデビューし、103選手が出場した。パリ2024のテコンドー競技は、北京2008から変わらない128選手がマットに立つ。選手数、注目選手、出場権獲得までの道のりなどを紹介する。
**東京2020のテコンドー**競技は、8人のオリンピックチャンピオンのうち5人が母国にとって初の金メダルを獲得した選手だった。それだけ最も多様なメダリストが揃った競技のひとつとなった。
新しいチャンピオンが誕生した一方で、競技を引っ張ってきたベテランは涙をのんだ。
これまでの大会で12個の金メダルを含む22個のメダルを獲得し、圧倒的な強さを誇る大韓民国チームは、東京大会で初めて金メダルを獲得できずに東京を後にした。
**パリ2024**では、さらに強くなって戻ってくるのか、あるいは、多様な国や地域からまた新たなチャンピオンが登場するのか。すべては予選から始まる。
パリ大会のテコンドー競技には、合計で128選手が出場する。内訳は男子64名、女子64名で、これは前回の大会と全く同じ人数だ。この数字には、ホスト国枠(男女各2)とユニバーサリティ枠(男女各2)が含まれている。
国内オリンピック委員会(NOC)は最大で8枠(各階級で1枠)を獲得することができる。
8つの階級ごとに、最大16人のアスリートが出場する。ただし、IOC難民選手団に追加選手が選出された場合、この数字は増加する可能性がある。
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ワールド・テコンドー(WT)グローバル・アスリートライセンスを取得していること。
ホスト国枠、ユニバーサリティ枠、大陸予選を通過した選手は、2022年6月1日から2024年5月1日の間に、以下の5つの要件のうち1つを満たしていなければならない。
128の出場枠はすべて、ホスト国枠、ユニバーサリティ枠、WTオリンピックランキング、WTグランドスラムチャンピオンズシリーズ、大陸別予選トーナメントの5つの方法で配分される。
ホスト国枠とユニバーサリティ枠:合計8名
ホスト国であるフランスには4枠(男子2枠、女子2枠)が割り当てられ、さらに4枠(男子2枠、女子2枠)のユニバーサリティ枠が2024年5月に三者委員会によって決定される。
WTオリンピックランキング:合計40名(男子20名、女子20名)
WTオリンピックランキングの各階級の上位5選手が所属する国内オリンピック委員会にそれぞれ1枠が割り当てられる。WTオリンピックランキングは、2023年12月のグランプリ(GP)ファイナルまでの成績が反映される。
WTオリンピックランキングのポイント数が同点だった場合、よりグレードの高い大会でランキングポイントを獲得した選手が出場枠を獲得する。
最高グレードのG20であるオリンピックを除き、WT世界テコンドー選手権が最高グレード(G14)、次いでGPファイナル(G10)、GPシリーズ(G6)の順。最もグレードの低い(G1)イベントには、GPチャレンジやワールドミリタリーチャンピオンズなどが含まれる。
WTグランドスラム・チャンピオンズ・シリーズ:合計8名(男子4名、女子4名)
2023年12月以降のWTグランドスラム・チャンピオンズ・シリーズの順位において、各階級で最も上位の選手が所属する国内オリンピック委員会に1枠ずつ割り当てられる。
5つの大陸別予選大会:合計72名(男子36名、女子36名)
WTオリンピックランキングまたはWTグランドスラム・チャンピオンズ・シリーズを通じて、男女各2名以下の選手枠を持つ国内オリンピック委員会のみが、大陸予選大会に参加することができる。ホスト国の選手は、各大陸予選大会に参加することはできない。
オセアニア予選では、各階級の最高位の選手が、そのほかの大陸予選大会では、8つの階級のそれぞれで最高順位の2選手の国内オリンピック委員会がそれぞれ1枠を獲得する。
テコンドーは、シドニー2000でオリンピック競技としてデビューして以来、その階級分けは変わっておらず、パリ2024でも過去の大会と同じだ。
出場選手は、1対1の勝ち抜き戦を制して次のラウンドに進む。メダルは1階級につき金、銀、銅2つの合計4つ。
日程は2024年8月7日〜10日で、パリの中心部にあるグラン・パレで開催される。
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女子では、タイの**パニパク・ウォンパタナッキが49kg級、クロアチアのマテア・エリッチ**が67kg級でそれぞれ優勝し、自国のテコンドー選手として初めて東京2020オリンピックで金メダルを手にした。
ウォンパタナッキは49kg級の決勝で、現在世界ランキング2位のスペインの**アドリアナ・セレソ**を破った。セレソは決勝で敗れはしたものの、わずか18歳で表彰台に立ったことで注目を集めた。
セルビアの**ミリカ・マンディッチは、東京2020の67kg超級でキャリア2つ目の金メダルを獲得(最初のオリンピックタイトルはロンドン2012)。彼女が31歳で迎えるパリ2024に出場するかどうかは、現在のところ不明。2019年の世界王者でオリンピック銀メダリストのイ・ダビン**(大韓民国)は、決勝でマンディッチに敗れたが、フランスでオリンピックの表彰台の一番高い位置に立つことを望んでいる。
東京2020の67kg超級で銅メダルを獲得した**アルテア・ロラン(フランス)は、母国開催となるパリ2024で優勝を狙う。同じくフランスのマグダ・ウィエ・エナン**は67kg級で自身初のオリンピックメダル獲得を目指す。
オリンピック2連覇中だった**ジェード・ジョーンズ(英国)の3つ目の金メダルへの挑戦は、東京で行われた女子57kg級ラウンド16で、リオ2016の銅メダリスト、キミア・アリザデ**(IOC難民選手団)に阻まれた。しかし、彼女は東京で手にできなかった歴史的な3つ目の金メダルをパリで獲得するため闘志を燃やしている。
男子では、**ウルグベク・ラシトフが東京大会の68kg級で優勝し、ウズベキスタン人選手として初めてオリンピックで金メダルを獲得した。ラシトフは、ロンドン2012とリオ2016でそれぞれ銀と銅を獲得した3度の世界チャンピオン、イ・デフン**をラウンド16で破った。
男子58kg級の銅メダリスト、**チャン・ジュン**は、金メダル獲得を目指しており、大韓民国のテコンドーチームを再び活気づける存在として注目されている。
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