日本代表は決勝で中国代表に敗れ銀メダル丨パリ2024卓球女子団体

執筆者 Olympics.com
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写真: 2024 Getty Images

パリ2024卓球競技は、8月10日に女子団体決勝が行われた。Tokyo2020の女子団体決勝に続き、日本代表と中華人民共和国代表が対戦。日本は3年越しのリベンジに挑んだ。

日本は第1試合のダブルスに、早田ひな/張本美和のペアで臨んだ。対する中国はチェン・ムン/ワン・マンユのペア。日本は女王・中国のペア相手に積極的に攻め、11-9で第1ゲームを先取。第2ゲームは中盤まで競った展開となるが、中国に連続ポイントでつき離され6-11で日本は落とした。

第3ゲームは日本が立ち上がりから3連続ポイント。その後も終始リードを奪う展開となり、11-6でゲームカウント2-1とする。しかし第4ゲームは中国にリードを許す。日本も粘り6-8まで迫るが、ここから中国の連続ポイントで勝負あり。6-11で落とし、勝負はファイナルゲームに持ち込まれる。

第5ゲームでも日本は中国にプレッシャーをかけリードするが、中国も意地を見せ4-4に追いつかれる。ここで日本がタイムアウト。直後のポイントは中国に奪われたが、ここから日本が5連続ポイントで9-5と突き放す。しかし窮地の中国がここから底力を見せ5連続ポイント。10オールのデュースに持ち込まれると、ここから連続ポイントを奪われ10-12で第5ゲームを終える。日本はゲームカウント2-3で第1試合を落とした。

第2試合のシングルスは世界ランキング12位の平野美宇が、同1位で今大会個人戦(女子シングルス)銀メダルのスン・インシャと対戦。第1ゲームで平野は立ち上がりの連続ポイントで一時6点差をつけるが、徐々にスン・インシャが盛り返し10オールのデュースに。平野も粘りを見せるが、11-13で落とした。

第2ゲームではスン・インシャが立ち上がりから6連続ポイントを奪うが、平野も意地を見せ6-4と盛り返す。だが逆転までは至らずこのゲーム6-11で落とし、後がなくなる。第3ゲーム序盤はスン・インシャがリードを取るが、中盤に平野が流れを掴み1点差に迫る。だが平野はここからスン・インシャに押し込まれ、6-11で第3ゲームを落とす。

日本は0勝2敗で第3試合に臨むこととなった。

追い込まれた日本は第3試合で、世界ランキング8位の張本美和が同3位のワン・マンユと激突。第1ゲームでワン・マンユが立ち上がりに3連続ポイントを奪うが、張本が3-3に追いつく。その後は張本が少しずつリードを奪い、10-7のゲームポイント。しかしここからワン・マンユが粘りデュースに持ち込む。張本は接戦の末、6度目のゲームポイントから勝負を決め14-12で先取した。

第2ゲームもシーソーゲームの様相。ワン・マンユがギアを上げ押し込むが、張本も互角以上のラリーを見せる。このゲームもデュースの接戦に持ち込んだ張本だが、10-12で敗れゲームカウント1-1のタイに戻された。第3ゲームは中盤以降ワン・マンユが押し込む格好となり、7-11で張本が落とす。

後がない第4ゲームは、ワン・マンユが立ち上がりから3連続ポイント。張本も左右に振るなど活路を見出すが、相手を崩し切ることはできず。6-11で落とし、ゲームカウント1-3で敗れた。

日本は0勝3敗で中国に敗れ、Tokyo2020に続く銀メダル。中国は北京2008からオリンピック5連覇を飾った。

■試合結果

■日本代表

女子団体

  • 早田ひな
  • 平野美宇
  • 張本美和