写真: David Balogh/Getty Images
およそ2年間にわたってパリ2024オリンピックに向けての予選大会が繰り広げられてきたスケートボード。パリ2024では東京2020同様、ストリート、パーク種目が男女それぞれで実施される。
東京2020で金メダル3つを含む5つのメダルを獲得して強さを見せつけた日本代表は、パリ2024に向けた予選大会の中でも多くの選手が表彰台を飾ってきた。中でも2023年に実施されたストリート世界選手権では日本男子スケーターが表彰台を独占し、2024年6月のオリンピック予選シリーズ・ブダペスト大会で男女ストリートで表彰台を独占。その勢いはとどまるところを知らない。
パリ2024ではさらなる活躍で大会を盛り上げることが予想されるスケートボードの注目ポイントや日本代表選手、競技日程を紹介しよう。
オリンピック予選シリーズ・ブダペスト大会で優勝し、パリ2024オリンピック出場枠を獲得した堀米雄斗=2024年6月23日、ハンガリー・ブダペスト
日本勢が再び力を発揮することが予想されるパリ2024スケートボードでは、男子ストリートの堀米雄斗、女子パークの四十住(よそずみ)さくらの連覇が期待される。東京2020以降、新たに浮上してきた国内の有力選手に追われる存在としてそれぞれ予選大会を戦い、最後の最後で日本代表の座を掴み取った。2連覇に向け、パリではどんな滑りで観客を魅了するのか。
男子ストリートでは堀米のほか、小野寺吟雲(ぎんう)、白井空良(そら)が出場枠を獲得(※)。海外のスケーターを見てみると、地元フランスで期待を集めるオーレリアン・ジロー、東京2020でメダルを逃した絶対王者ナイジャ・ヒューストン(アメリカ合衆国)、東京2020メダリストのジャガー・イートン(アメリカ合衆国)に注目が集まる。
一方、女子ストリートでは、東京2020金メダルの西矢椛がパリ行きを逃しており、新たな金メダリストが誕生することになる。日本代表の吉沢恋(ここ)、赤間凛音(りず)、中山楓奈(ふうな)のほか、ブラジルのスター、ライッサ・レアウ、この2年で一躍トップレベルに躍り出たクロエ・コベル(オーストラリア)が上位争いを繰り広げるだろう。
男子パークでは日本から永原悠路(ゆうろ)が出場枠を獲得した。同種目は東京2020で唯一日本勢がメダルを獲得できず、パリでは日本初のメダルを獲得できるかが注目ポイントのひとつとなる。東京2020メダリストのキーガン・パーマー(オーストラリア)、トム・シャー(アメリカ合衆国)、テイト・カリュー(アメリカ合衆国)、ペドロ・バロス(ブラジル)、オウグスト・アキオ(ブラジル)が会場を盛り上げることが予想される。
また女子パークでは四十住のほか、東京2020銀メダルの開心那(ひらき・ここな)、草木ひなのが出場枠を獲得。開はオリンピック予選大会で安定して表彰台に立っており、パリでもメダル候補の筆頭に挙げられる。怪我に悩まされてきた四十住の復活劇や、東京2020銅メダルのスカイ・ブラウン(英国)、アリサ・トゥルー(オーストラリア)のスタイル、新技にも注目したい。
※オリンピック各国代表の編成に関しては国内オリンピック委員会(NOC)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。 各競技の出場資格に関する公式資料はこちら。
スケートボードはストリートとパークが男女それぞれで実施される。それぞれの種目には22人のスケーターが出場し、予選を通じてスケーターの数が8人に絞られて決勝を行い、メダリストが決定する。
ストリートでは、45秒間でパーク内を自由に滑走する「ラン」2本、シングルトリックを披露する「ベストトリック」5本を行い、ランの高得点1つ、ベストトリックの高得点2つの合計で順位が競われる。
パークでは、45秒間でパーク内を自由に滑走するラン3本のうち高得点1つが採用され、順位を競う。ストリートのランとは異なり、転倒した時点でランは終了する。
スケートボード競技は東京2020オリンピックで初めて実施され、男子ストリートで堀米雄斗、女子ストリートで西矢椛、女子パークで四十住さくらが金メダルを獲得した。西矢はパリ出場枠獲得を逃したが、堀米、四十住は出場枠を得ており、連覇が期待される。
パリ2024オリンピック・スケートボードの競技日程は、ストリートがオリンピック開会式翌日の7月27日(土)〜28日(日)、パークが8月6日(火)〜7日(水)に行われる。
以下すべて現地時間(日本は7時間進んでいる)。※日程は変更になる可能性もある
パリ2024オリンピックのスケートボードは、パリ中心部のコンコルド広場で実施される。パリを代表する観光地のひとつとされるコンコルド広場はルーブル美術館と凱旋門の間に位置し、同広場から凱旋門に向かって高級ショップが立ち並ぶシャンゼリゼ通りが伸びる。
パリ最大とされるコンコルド広場の中心にオベリスク(塔)がそびえ、大会期間中はそれを囲むようにスケートボード、ブレイキン、BMXフリースタイル、バスケットボール3x3といったアーバンスポーツの会場が仮設され、賑やかな雰囲気に包まれることになる。
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