敗者復活戦で敗退のウルフ アロン「心残りはある」|パリ2024柔道
執筆者 Koki Tateno / 立野光起1 分|
パリ2024オリンピックの柔道は8月1日、シャン・ド・マルス・アリーナで男子100kg級を実施した。Tokyo2020チャンピオンの日本代表・ウルフ アロンは、敗者復活戦で敗退。ニコロス・シェラザディシビリ(スペイン)にゴールデンスコアの末に敗れ、2大会連続のオリンピックメダルを獲得を逃している。
ウルフは敗者復活戦を「戦略的な部分、技術的な部分でも(もう少し)やる余地があった」と振り返る。「最後に投げ切って終わりたかったが、相手も対策していた。接戦となり、自分がやりきれなかった」と悔しさをにじませながらも、対戦相手のシェラザディシビリを称えた。
Tokyo2020でオリンピックチャンピオンとなったウルフだが、「一度はやめよう」としたと語り現役引退も視野に入れていた。それでも現役続行を決意し、パリ2024を目標としてきた。「結果を残すことはできなかったが、この舞台(オリンピック)に戻ってこれてよかった」と涙ながらに語る。
ウルフはTokyo2020からの3年間で、柔道の普及活動を積極的に行ってきた。ウルフにとってパリ2024は「たくさんの人が応援してくれていることがわかっていた大会」であり、特別な思いを抱いて臨んでいた。「(パリ2024を)柔道人生の集大成にしたかったので、心残りはある」と無念の気持ちを吐露した。
■日本代表選手
▼男子
- 60kg級:永山 竜樹
- 66kg級:阿部 一二三
- 73kg級:橋本 壮市
- 81kg級:永瀬 貴規
- 90kg級:村尾 三四郎
- 100kg級:ウルフ アロン
- 100kg超級:斉藤 立
▼女子
- 48kg級:角田 夏実
- 52kg級:阿部 詩
- 57kg級:舟久保 遥香
- 63kg級:髙市 未来
- 70kg級:新添 左季
- 78kg級:髙山 莉加
- 78kg超級:素根 輝