写真: 2021 Getty Images
パリ2024オリンピックの柔道競技は、2024年7月27日〜8月3日の9日間パリ7区にあるシャン・ド・マルス・アリーナで実施される。東京2020オリンピックでは、過去最多の金メダル9個を獲得した日本勢。銀・銅メダルを合わせるとメダル数の合計は12個となり、リオ2016で獲得したメダル最多記録に並んだ。
しかし、東京2020でオリンピック初実施となった混合団体の決勝で、日本はフランスに敗れて銀メダル。日本勢は、2017年の世界選手権から行われている同種目で負けたことがなかっただけに(4大会連続優勝)、パリでは何としても雪辱を果たしたいところだろう。地元で連覇を狙うフランス勢との戦いに注目が集まる。
パリ2024の柔道競技は、開会式の翌日7月27日に女子48kg級、男子60kg級からスタートする。翌28日には、東京2020で兄妹そろって同日に金メダルを獲得した阿部一二三(ひふみ)、阿部詩が出場する男子66kg級と女子52kg級がそれぞれ行われる。最終日8月3日には、混合団体が実施される。
パリ2024の柔道競技では、東京2020と同様、下記の個人14階級(男子7、女子7)、混合団体が実施される。
柔道競技では、相手を畳の上に投げ倒す投げ技、畳の上で相手が動けないようにする寝技(抑え込み技、絞め技、関節技)を掛け合い競い合う。試合は、「1本」を取った選手がその時点で勝ちとなる。「1本」は、強さ、スピード、コントロールの条件を満たした投げ技で相手を倒し、畳に相手の背中をつけた時に与えられる。寝技の場合は、相手が降参するか、20秒間抑え込むことにより「1本」となる。
「技あり」は、「1本」ほど十分ではないが(スピードもしくは強さが不十分、あるいは背中が畳についていない)、相手を制して投げが決まった場合に与えられる。また、寝技の場合では、抑え込みが20秒未満(ただし10秒以上)の場合に「技あり」が与えられる。2回の「技あり」で「1本」となり、その時点で勝敗が決まる。
選手は、男女それぞれの階級で試合を行う。1試合は4分間。決着がつかない場合はゴールデンスコア式の延長戦となる。試合中、消極的であったり、柔道の精神に反するとみなされる行為が行われた場合、反則(軽い反則には「指導」)が与えられる。「指導」が3回重なると反則負けになる。
競技はトーナメント方式で行われる。準々決勝で負けた選手同士は、敗者復活戦に進み対戦する。その勝者2人と準決勝で敗れた2選手が3位決定戦を行い、その勝者2人に銅メダルが授与される。
男子は、東京2020男子66kg級で金メダルを獲得した阿部一二三の連覇に日本中の関心が集まる。2022年、2023年世界選手権を連覇し、東京2020以降、出場した国内外の主要大会の全てで優勝しているだけに、今大会でも金メダル獲得が見込まれる最有力選手の筆頭だ。また、男子日本柔道界2人目となる3大会連続メダル獲得を目指す、同男子81kg級金メダリストの永瀬貴規(たかのり)にも注目したい。今年3月のグランドスラム(GS)アンタルヤでは優勝しており勢いに乗っている。同じく、男子100kg級で金メダルを獲得したウルフ・アロンも連覇を狙う。ウルフは、2月のGSパリ、5月のGSアスタナでそれぞれ優勝を飾って弾みをつけた。
女子では、同女子52kg級金メダリストの阿部詩が連覇を目指してパリの舞台に臨む。阿部一二三と兄妹そろっての同日優勝にも注目が集まる。また、同78kg超級金メダリストの素根輝(あきら)も連覇をかけた戦いに挑む。2023年世界選手権チャンピオンの素根に挑んでくるライバルが多い中、素根の奮闘が望まれる。
パリ2024では、オリンピック初出場となる男女8人を含む総勢14人の日本代表選手の活躍に大きな期待が寄せられる。東京2020を超えるメダル獲得なるか。世界の強豪がひしめく中、柔道発祥の地、日本を代表する柔道家たちの威信をかけた戦いから目が離せない。
/#パリオリンピック 柔道競技
— 全日本柔道連盟(AJJF) (@ajjf_judo) July 7, 2024
大会初日まであと2️⃣0️⃣日🎌📣
\
6月末に行われた全日本女子合宿の様子をお届け📺
柔道日本代表への応援をお願いします‼️
▼大会の情報はこちら💁♀️https://t.co/CUqzAmjVfd#teamjapan #judo #olympic #柔道 pic.twitter.com/iN8xVeaAyW
※年齢は2024年7月26日パリ2024オリンピック開会式当日を基準とした。
第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)
— 全日本柔道連盟(AJJF) (@ajjf_judo) July 5, 2024
TEAM JAPAN 壮行会🎌📣
14:45よりTEAM JAPAN公式YouTubeにてライブ配信🎥
▼配信はこちら💁♀️https://t.co/7GjE9EOwdc
ぜひご覧ください👀#TEAMJAPAN #柔道 #judo https://t.co/QV1XzdrkZv pic.twitter.com/FdLkbwNuwT
パリ2024オリンピックの柔道競技は7月27日(土)〜8月3日(土)の8日間にわたって開催される。毎日、男子1階級、女子1階級で予選ラウンドから決勝までが行われ、最終日が混合団体となる。
以下すべて現地時間(日本はパリより7時間進んでいる)。※日程は変更になる可能性もある
パリ2024オリンピックの柔道競技は、パリ7区にあるシャン・ド・マルス公園内の「シャン・ド・マルス・アリーナ」で行われる。北西側にはエッフェル塔、南東側にはエコール・ミリテール(陸軍士官学校)を臨むことができる。この会場では、柔道競技が開催された後、8月5日からはレスリングも実施される。
Related content