連覇達成の男子81kg級・永瀬貴規「諦めないことの大切さを実感」|パリ2024柔道
執筆者 Olympics.com1 分|
パリ2024オリンピックの柔道は7月30日、シャン・ド・マルス・アリーナで男子81kg級を実施。Tokyo2020王者の永瀬貴規が、決勝で世界選手権3連覇中のタト・グリガラシビリ(ジョージア)を破りオリンピック連覇を達成した。
オリンピック連覇を達成した永瀬は直後のインタビューで、「(2連覇はまだ)信じ切れていないが、これから実感が湧いてくると思う」とコメント。「勝った瞬間は興奮状態でおぼえていない。後で見返したい」と語った。
Tokyo2020で世界の頂点に立った後は、追われる立場となった永瀬。Tokyo2020からの3年間は「勝てない時期が続き、ツラい時期だった」と吐露。それでもオリンピック連覇を目標に自らを信じ続けた。再びオリンピックで頂点に立ったことで、「ここまでやってきたことが間違っていなかった」と自信を深めるとともに、「諦めないことの大切さを実感」したと話す。
「いろんな人に支えられ、鍛えられて今の強さがある」と関係者への感謝を忘れない永瀬。「悔いだけは残らないように、気持ちを前面に出すことを意識して臨んだことが結果につながった」と今大会を振り返るように、自分自身を信じ続けた。Tokyo2020とは一味違う金メダルだった。