パリ2024オリンピック、BMXレーシングの競技日程・実施種目・会場

執筆者 Risa Bellino
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東京2020オリンピック:BMXレーシング
写真: Francois Nel/Getty Images

パリ2024オリンピックでは、5つの種目が実施される自転車競技。歴史ある自転車競技の中でも最も新しいオリンピック種目が、BMXの2種目だ。

バイシクル・モトクロス(Bicycle Motocross)の略称でBMXとして知られるこの種目は、「BMXレーシング」が北京2008から、「BMXフリースタイル」が東京2020から新種目として追加されており、パリ2024ではこのふたつが開催される。

今回紹介するBMXレーシングに初めて日本選手が出場できたのはリオ2016で、男子の長迫吉拓が30位でフィニッシュ。2度目となった東京2020では17位となった。日本女子は東京2020でオリンピック初出場を果たし、畠山紗英が24位に入った。

パリ大会には、男子24名・女子24名の計48人のアスリートが出場し、準々決勝~決勝でオリンピックメダルを競う。出場枠の獲得については世界ランキングの順位が優先されるが、アジア・アメリカ・アフリカは大陸別選手権で優勝した場合、条件によって1枠が獲得できる。日本は、2023年7月に行われたアジア大陸選手権で畠山が優勝し、日本女子1枠を獲得。男子は同大会で、日本チャンピオンの増田優一が4位、U23世界選手権銅メダリストの中井飛馬が5位の結果に終わり、そのチャンスを逃した。日本代表内定選手については、6月4日までとなるオリンピック選考期間終了後、発表される予定だ(※)。

ここでは、パリ2024のBMXレーシングの競技日程と実施種目、会場情報を紹介する。

※オリンピック各国代表の編成に関しては国内オリンピック委員会(NOC)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。

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パリ2024オリンピック、BMXの実施種目・日程

以下、現地時間と括弧内が日本時間。日本はパリより7時間進んでいる。※日程は変更になる可能性もある。

8月1日(木)

  • 20:00(翌03:00) 男子準々決勝ラン1
  • 20:20(翌03:20) 女子準々決勝ラン1
  • 20:40(翌03:40) 男子準々決勝ラン2
  • 21:00(翌04:00) 女子準々決勝ラン2
  • 21:20(翌04:20) 男子準々決勝ラン3
  • 21:40(翌04:40) 女子準々決勝ラン3
  • 22:05(翌05:05) 男子敗者復活戦
  • 22:15(翌05:15) 女子敗者復活戦

8月2日(金)

  • 20:00(翌03:00) 男子準決勝ラン1
  • 20:15(翌03:15) 女子準決勝ラン1
  • 20:30(翌03:30) 男子準決勝ラン2
  • 20:45(翌03:45) 女子準決勝ラン2
  • 21:00(翌04:00) 男子準決勝ラン3
  • 21:15(翌04:15) 女子準決勝ラン3
  • 21:35(翌04:35) 男子決勝
  • 21:50(翌04:50) 女子決勝

パリ2024オリンピック、BMXの競技会場

スタッドBMXサン・カンタン・アン・イヴリーヌ

パリのオリンピック選手村から約37km、ヴェルサイユ宮殿から車で15分の距離に位置するスタッドBMXサン・カンタン・アン・イヴリーヌ。BMXレーストラックの全体が屋根で覆われた構造が特徴的なこのスタッドは、パリ2024開催中すべての観客を受け入れるため、観客席部分を一時的な仮設施設として設置する。大会閉幕後は、仮施設部分は撤去されるが、BMXレーストラックは引き続き、年齢とスキルレベルにかかわらず多くのライダーを迎え入れる施設となる予定だ。

このスタッドは、フランス自転車連盟の本部が置かれるスポーツ総合施設であり、今大会では自転車トラックレースが開催されるヴェロドローム・ド・サン・カンタン・アン・イヴリーヌから歩いて5分の距離にある。