早田ひな、平野美宇、張本美和が出場の日本、タイにストレート勝ちで準決勝進出|パリ2024卓球女子団体

執筆者 Takumi Sakakibara / 榊原拓海
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Hina Hayata and Miu Hirano of Team Japan compete during the Table Tennis Women's Team Quarterfinal match against Suthasini Sawettabut and Orawan Paranang of Team Thailand on day eleven of the Olympic Games Paris 2024 at South Paris Arena on August 06, 2024 in Paris, France.
写真: 2024 Getty Images

パリ2024オリンピックの卓球女子団体は、現地時間8月6日にパリ南アリーナ4で準々決勝が開催。日本代表はタイ代表と対戦した。

■早田ひな、平野美宇のダブルスは安定の戦い

オーダーは前日に行われたポーランド戦と同様で、第1試合では、シングルスでも活躍した早田ひなと平野美宇がダブルスを組む。第1ゲームは接戦の末に11-7で取り切ると、第2ゲームも11-6で連取。第3ゲームも安定してポイントを重ねると、最後は平野がバックドライブを決め、11-5でストレート勝ち。白星スタートを切った。

■張本美和、1回戦に続くストレート勝ちで王手をかける

第2試合はシングルスで、チーム最年少の張本美和が登場。第1ゲームはジニパ・サウェッタブットのカウンターが冴え渡ったものの、張本も最後まで慌てず、デュースまでもつれ込んだ接戦を12-10で制す。第2ゲームは落ち着いてポイントを重ね、11-5で連取した。

第3ゲームは4連続失点というスタートとなったが、張本も黙っておらず、3連続ポイントを取ったところでサウェッタブットがタイムアウト。終盤は1点ずつを取り合う緊迫の展開となり、9-9の同点となったところで張本がタイムアウトを取った後、最後は強烈なフォアカウンターで11-9。準決勝進出まであと1勝とした。

■最後は平野美宇!日本が準決勝へ

第3試合のシングルスは平野とオラワン・パラナンが対戦。第1ゲームを11-8で先取すると、第2ゲームも相手の読みを上回る対応力でリードを奪い、11-5で連取した。

日本の勝利まであと1ゲームとなった中、第3ゲームでは立ち上がりからパラナンが攻撃的な姿勢を強めてポイントを奪う。それでも、平野はフォアとバックの巧みな使い分けで相手のペースに持ち込ませず、徐々に点差を離していく。最後は互いに高い技術を見せたラリーを11-6で取り切った。

この結果、マッチカウント3-0でストレート勝ちで勝利した日本が、準決勝進出を決めた。

日本の準決勝は日本時間で9日の3:00から行われ、インドvsドイツの勝者と対戦する。