パリ2024パラリンピック開会式、写真で見る最高の瞬間
パリ中心部のコンコルド広場で行われた壮大なセレモニーで、パリ2024パラリンピックが正式に開会した。8月28日夏時間夜8時に、パリの青空の下で始まった開会式では、光り輝く選手たちの笑顔、およそ500人のパフォーマーによる圧巻のステージ、夜空に浮き立つエッフェル塔、華やかな花火で開会を祝った。
テオ・クリン「パリへようこそ」パリ2024パラリンピック開会式がスタート
パリ2024パラリンピックの開会式は、フランスの元パラ水泳選手のテオ・クラン=写真下=が登場する映像で幕を開けた。パリ2024のマスコット「フリージュ」で飾られたタクシーに乗った彼は、コンコルド広場に到着し、「パリへようこそ!」と叫んで開会式の始まりを告げた。
フランス航空宇宙軍のアクロバットチームが空を舞う
ステージでのパフォーマンスが披露された後、選手たちの入場がスタート。ステージにはフリージュたちが登場し、パリの空ではフランス航空宇宙軍のアクロバットチーム「パトルーユ・ド・フランス」が空中飛行を行い、トリコロールカラーで空を彩った。
世界各地の選手たちが入場
選手たちはシャンゼリゼ通りを行進してセレモニーが行われていたコンコルド広場に到着。日本選手団は、旗手の石山大輝、西田杏に率いられ、フランス語のアルファベット順で76番目に登場した。
フランス夏時間の日没が迫る中、「Les Champs-Élysées(オー・シャンゼリゼ)」「Lettre à France(フランスへの手紙)」などの音楽に合わせて登場したフランス代表選手団が、1時間半にわたる選手たちの入場を締め括った。
コンコルド広場の記念碑がフランスの色に染まる
ヴィクトル・ル・マスネが編曲し、アンサンブル・マテウスが演奏したフランス国家「ラ・マルセイエーズ」に合わせて、フランス国旗が掲揚されると、コンコルド広場のオベリスク(記念碑)が青、白、赤の色で照らされた。
エマニュエル・マクロン大統領がパリ2024パラリンピック開会を宣言
パリ2024組織委員会のトニー・エスタンゲ会長、国際パラリンピック委員会のアンドリュー・パーソンズ会長がスピーチを行った後、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がパラリンピックの開会を正式に宣言した。
パラリンピック聖火がコンコルド広場に到着
パラリンピック旗がコンコルド広場に入り、陸上のアルノー・アスマニ(フランス)と柔道のサンドリーヌ・マルティネ(フランス)による宣誓が行われると、競泳のフローラン・マナドゥ(フランス)が聖火をステージに運び、テニスのミカエル・ジェレミアス(フランス)に渡した。
ダンサーが表現したスリー・アギトス
モーリス・ラヴェルのクラシック「ボレロ」に合わせ、150人のダンサーとパフォーマーが、パラリンピックのシンボルであるスリー・アギトスを表現。一方、フェンシングのベアトリーチェ・ヴィオ(フランス)、オクサナ・マスターズ(アメリカ合衆国)、マルクス・レーム(ドイツ)がパラリンピック聖火をつないだ。
パラリンピック聖火台に点灯
パラリンピック聖火は数人の聖火ランナーによってコンコルド広場からチュイルリー公園へと運ばれ、最後は、フランス選手団の旗手を務めたトライアスロン男子のアレクシ・アンカンカン(フランス)、陸上のナンテナン・ケイタ(フランス)、水泳のエロディ・ロランディ(フランス)、陸上のシャルルアントワヌ・クアク(フランス)、卓球のファビアン・ラミロ(フランス)の5人が聖火台に点灯した。
フィナーレを飾った花火
クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズが「Born to be alive」を歌い、盛大な花火が打ち上げられてパリ2024パラリンピック開会式を締め括った。