サッカー男子日本代表、スペインに0-3で敗れ準々決勝敗退…2大会連続のベスト4進出ならず

執筆者 Masaki Chiba / 千葉正樹
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Hosoya Mao Japan Spain
写真: 2024 Getty Images

パリ2024サッカー男子は現地時間8月2日、準々決勝が行われU-23日本代表はパルク・オリンピック・リヨンでスペイン代表と対戦した。

グループDを3連勝で勝ち上がった日本は、グループC2位通過だったスペインと激突した。

試合開始1分、細谷真大がロングフィードに反応して裏に抜けようとする。それをスペインDFエリック・ガルシアが体で止めたとして、ガルシアにイエローカードが提示された。

11分、日本は自陣からのクリアミスもあり、バイタルエリアでスペインにボールを拾われてしまう。フェルミン・ロペスにエリア外から左足ミドルを決められ、日本は今大会初失点。0-1で追う展開になった。

40分には藤田譲瑠チマがエリア内にグラウンダーを入れると、細谷真大が相手を背負いながらターンして右足を振り抜き、ネットを揺らした。1-1になったかと思われたが、ラストパスが出た瞬間に細谷の体が一部オフサイドポジションにあったとジャッジされた。これで細谷のゴールは取り消しになっている。

前半アディショナルタイムにはゴールエリア右でFKのチャンスを得て、日本はファーにハイクロスを入れる。細谷が頭で合わせるも、このシュートはポストに弾かれ、惜しくもゴールとはならなかった。試合は0-1で前半終了となった。

後半に入り、日本はスペインゴールに迫るがなかなか同点ゴールを奪うことができず。

すると73分、スペインはCKを得るとエリア内に放り込むのではなく、エリア外にいたF・ロペスにボールを送る。ワントラップからF・ロペスは右足を振り抜き、ミドルレンジから決めてこの試合2点目をマークした。これで日本は0-2と2点ビハインドとなった。

81分には敵陣で細谷が相手DFとの駆け引きで体を入れ替えて右足でシュートを放つも、相手GKが弾いてこれはゴールならず。

86分、スペインがCKからボールを中に入れると、日本のクリアがアベル・ルイスの前にこぼれ、その決定機を決められ0-3となった。

その1分後には日本がCKでクロスを入れると、高井幸大がヘディングで合わせる。このシュートはクロスバーに弾かれ、日本は1点が遠い。

アディショナルタイムは5分となり、日本は最後まで1点を取るために走り続けるも、結局0-3で決着。これで日本はパリ2024準々決勝敗退となり、2大会連続のベスト4進出とはならなかった。また、前回の東京2020で日本は準決勝でスペインに敗れており、2大会連続で難敵に阻まれる形となっている。

勝ち上がったスペインは、準決勝でモロッコと戦う。