日本代表、地元フランス代表とオーバータイム突入の大激戦も90-94で惜敗|パリ2024バスケットボール男子
パリ2024オリンピックのバスケットボール男子の予選リーグ第2戦が7月30日に行われ、日本代表・AKATSUKI JAPANはスタッド・ピエール=モーロワで地元フランス代表との一戦に挑んだ。
日本は八村塁が最初に得点を奪うと、そこから連続ポイントでリードを広げる。フランスは連続3ポイントシュートを決める場面もあり、日本を一気に逆転。ホームの大声援を受け、フランスはさらに勢いを増す。ここからフランスが日本を引き離し、25-32で第1クォーター(Q)を終えた。
続く第2Qもフランスが試合の主導権を握る展開となるが、日本は八村や渡邊雄太の得点で徐々に差を詰めていく。第2Q残り3分で40-40の同点となった。だがフランスはこの後着実に得点を積み重ね、44-49と日本は5点ビハインドで試合を折り返す。
第3Qに入ると序盤の3分半で日本が攻勢を仕掛け、55-51と日本がひっくり返してフランスはたまらずタイムアウトを取る。一時は日本が逆転したものの、ここからフランスは勢いを取り戻し、64-69と再び日本が5点を追う状況で第3Qを終えた。
だが第4Qに入って残り8分31秒、八村が自陣ゴール前で2度目のアンスポーツマンライクファウルを取られ、このゲームでの退場処分となってしまう。
ここから河村勇輝が奮闘し、連続ポイントで78-77と再度逆転に導き、残り5分を迎えた。その後数分得点が入らない一進一退の攻防が続き、残り1分で80-77となる。
残り16秒、日本は84-80と4点をリードするも、ここでフランスは3ポイントシュートを成功させ、さらにバスケットカウントによるフリースローの1点も加えた。これで残り10秒で84-84となる。河村が第4Qラストプレーで3ポイントを狙うがシュートは入らず、84-84のままで第4Q終了、オーバータイム突入となった。
5分間のオーバータイムではフランスがことごとく日本のチャンスを阻み、残り33秒で87-92の5点差となる。結局日本は前回大会銀メダルのフランスを苦しめたものの、90-94の4点差で敗れた。
日本は8月2日、予選リーグ最終戦でブラジル代表と対戦する。
試合後、河村は惜しくも勝利を逃した展開について、悔恨の言葉を発している。
「勝てる試合を僕で落としてしまった。ポイントガードとしてコントロールできなかった。本当に勝てる試合を僕で落としてしまったというところで悔しい気持ちですし、チームに本当に申し訳ないです」
「(最後まで勝つ可能性を感じられる試合だったが)ずっと勝てると思ってましたし、ドイツ戦でもフランス戦でも常に勝てると思ってやってたのでそれが結果に結びつかなかった。そして本当に勝てるゲームだった。その中でポイントガードとしてコントロールできなかったっていうのはすごく反省が残るなと思います」
■組み合わせ
■日本代表メンバー