北京2022冬季オリンピック、押さえておきたい情報をチェック! 

各競技のスケジュールから注目選手まで、北京2022冬季オリンピック競技大会の総合ガイドをお届け! 

文: William Imbo
写真: 2021 Getty Images

北京2022冬季オリンピック開催まであとわずか。2022年2月4日の開会式を前に、北京オリンピックをより楽しむための情報をチェックしよう。メダル獲得が期待される選手から、新たに加わった種目、日程までをまとめた。

北京2022スケジュール

北京オリンピックでは、開会式が2022年2月4日、閉会式が2022年2月20日に予定されている。しかし、競技自体は開会式の2日前(2月2日)にカーリングの予選(総当たり戦)から始まり、翌3日には女子アイスホッケーのグループリーグ、フリースタイルスキー・モーグルの予選滑走が予定されてる。

関連北京2022の全競技日程

北京2022 オリンピック聖火
写真: 2021 Getty Images

北京2022での実施競技

北京オリンピックでは、以下の15競技が行われる。

  • アイスホッケー(2種目):女子、男子
  • アルペンスキー(11種目):男子ダウンヒル(滑降)、女子ダウンヒル、男子スラローム(回転)、女子スラローム、男子ジャイアントスラローム(大回転)、女子ジャイアントスラローム、男子スーパーG(スーパー大回転)、女子スーパーG、男子アルペンコンバインド(アルペン複合)、女子アルペンコンバインド、混合団体
  • カーリング(3種目):ミックス(混合)ダブルス、男子、女子
  • クロスカントリースキー(12種目):女子7.5km+7.5kmスキーアスロン、男子15km+15kmスキーアスロン、女子スプリントフリー、男子スプリントフリー、女子10kmクラシック、男子15kmクラシック、女子4x5kmリレー、男子4×10kmリレー、女子団体スプリントクラシック、男子団体スプリントクラシック、男子50kmマススタートフリー、女子30kmマススタートフリー
  • ショートトラック(9種目):混合団体リレー(※)、男子500m、女子500m、男子1000m、女子1000m、男子1500m、女子1500m、女子3000mリレー、男子5000mリレー
  • スキージャンプ(5種目):男子ノーマルヒル個人、女子ノーマルヒル個人、男子ラージヒル個人、男子団体、混合団体(※)
  • スケルトン(2種目):男子、女子
  • スノーボード(11種目):男子ビッグエア、女子ビッグエア、男子ハーフパイプ、女子ハーフパイプ、男子パラレル・ジャイアントスラローム、女子パラレル・ジャイアントスラローム、男子スロープスタイル、女子スロープスタイル、男子スノーボードクロス、女子スノーボードクロス、スノーボードクロス混合団体(※)
  • スピードスケート(14種目):男子500m、女子500m、男子1000m、女子1000m、男子1500m、女子1500m、女子3000m、男子5000m、女子5000m、男子10000m、女子団体追い抜き(チームパシュート)、男子団体追い抜き(チームパシュート)、男子マススタート、女子マススタート
  • ノルディック複合(3種目):男子個人グンダーセンノーマルヒル10km、男子個人グンダーセンラージヒル10km、男子団体グンダーセンラージヒル4×5km
  • バイアスロン(11種目):4x6km 男女ミックスリレー、女子15kmインディビデュアル、男子20kmインディビデュアル、女子7.5kmスプリント、男子10kmスプリント、女子10kmパシュート、男子12.5kmパシュート、男子4x7.5kmリレー、女子4x6kmリレー、男子15kmマススタート、女子12.5kmマススタート
  • フィギュアスケート(5種目):男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス、団体戦
  • フリースタイルスキー(13種目):女子モーグル、男子モーグル、女子ビッグエア、男子ビッグエア、エアリアル混合団体(※)、女子スロープスタイル、男子スロープスタイル、女子エアリアル、男子エアリアル、女子スキークロス、男子スキークロス、男子ハーフパイプ、女子ハーフパイプ
  • ボブスレー(4種目):女子モノボブ(※)、男子2人乗り、女子2人乗り、男子4人乗り
  • リュージュ(4種目):男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗り、チームリレー

*は新種目

北京冬季オリンピックでは合計109セットのメダルが授与される予定で、平昌2018よりも7セット多く、ショートトラック、スキージャンプ、スノーボード、フリースタイルスキー、ボブスレーに新しい種目が加わる。北京大会は、オリンピック史上最もジェンダーバランスのとれた冬季オリンピックとなり、出場枠全体における女子の割合は平昌大会の41%から45%以上に増加する。

ショートトラック
写真: 2021 Getty Images

北京2022の注目アスリートは?

オリンピックには世界最高峰のアスリートたちが集い、驚異的な技術や身体能力を披露し、数々のドラマが生み出される。北京2022も例外ではない。そこで、オリンピックチャンピオン、Xゲームの勝者、期待の若手選手など、冬季オリンピックで注目のトップアスリートを紹介したい。

アイスホッケー

カナダ&米国:大きな番狂わせがない限り、女子はカナダと米国の間で金メダルをかけた試合が行われることになるだろう。というのも、女子アイスホッケーが1998年に冬季オリンピックの競技に追加されて以来、1回を除いてすべての決勝戦がこの2チームで行われているからだ。カナダが3勝2敗とリードしているが、平昌2018では米国チームが勝利を収めている。

関連|北京2022アイスホッケー:知っておくべき5つのこと

アルペンスキー

ミカエラ・シフリン(米国):オリンピックで金メダル2個(ソチ2014=スラローム、平昌2018=ジャイアントスラローム)を獲得しているシフリンは、2021年の世界選手権で4つのメダル(アルペンコンバインドでの金メダルを含む)を獲得。ほかにも、ワールドカップ総合優勝3回、世界選手権のスラロームで優勝4回。FISアルペンスキー・ワールドカップ全6種目で優勝するという偉業を成し遂げた、史上唯一のスキーヤー。 平昌2018では、ジャイアントスラローム(金)、スラローム、アルペンコンバインド(銀)に出場しており、北京ではこれら3種目でメダルに近い存在だ。

関連|北京2022アルペンスキー:知っておくべき5つのこと

カーリング

スウェーデン:オリンピックでの金メダル獲得に2度貢献したニクラス・エディンが率いるスウェーデン男子チームは、2021年の世界選手権で3連覇を達成し、エディンは5つ目の世界タイトルを獲得した。 

スウェーデンの女子チームも金メダルの有力候補。カーリング欧州選手権、ミックスダブルス世界選手権、オリンピック(平昌2018)の金メダルを同時に保有する史上初の選手で、スキップ(司令塔)のアンナ・ハッセルボリがチームを率いる。 

関連|北京2022カーリング:知っておくべき5つのこと

クロスカントリースキー

ヨハネス・ヘスフロット・クレーボ(ノルウェー):クレーボは平昌2018でスプリント、4×10kmリレー、団体スプリントで優勝したのに続き、2019年と2021年の世界選手権でも3つの種目で金メダルを獲得。数々の記録を樹立しており、FISクロスカントリーワールドカップ、ツール・ド・スキー、世界選手権、オリンピックの各大会において、男子クロスカントリースキーヤーとして、最年少優勝記録を誇っている。 

関連|北京2022クロスカントリースキー:知っておくべき5つのこと

ショートトラック

スザンネ・シュルティング(オランダ):平昌2018では1000mで優勝し、2021年の世界選手権では総合を含む全種目で優勝したオランダのスター選手シュルティング。北京で同様の結果を残すのは簡単ではないにしても、出場する種目にかかわらず、メダル候補のひとりであることは間違いない。 

関連|北京2022ショートトラック:知っておくべき5つのこと

スキージャンプ

アンドレアス・ベリンガー(ドイツ):オリンピックでメダルを4個獲得し、平昌オリンピックの覇者でもあるベリンガーは、ノーマルヒルの優勝候補のひとり。とはいえ、前大会の成績は参考にならないかもしれない。というのも、スキージャンプが1964年にオリンピックの正式種目になって以来、男子選手でタイトル防衛に成功した選手はいないからだ。北京大会ではどんな展開になるか、楽しみにしたい。 

関連|北京2022スキージャンプ:知っておくべき5つのこと

スケルトン

マルティンス・ドゥクルス(ラトビア):世界チャンピオンに6度、オリンピック銀メダルに2度輝いたドゥクルスは、1998年からスケルトンに出場しているベテラン選手。平昌2018では4位、2021年の世界選手権では16位だったものの、ドゥクルスを北京の出場候補から除外するわけにはいかない。何しろ、他の選手から「スーパーマン」と呼ばれる彼は、スケルトン史上最多のワールドカップタイトルを保持しているのだから。

関連|北京2022スケルトン:知っておくべき5つのこと

スノーボード

クロエ・キム(米国):17歳の若さで女子ハーフパイプのオリンピック金メダルに輝いたキムは、オリンピック史上最年少のスノーボード金メダリスト。現在21歳の彼女は、ハーフパイプの世界選手権、オリンピック、Xゲームを制しており、これら主要3大会とユースオリンピックでタイトルを獲得した初の選手でもある。

関連|北京2022スノーボード:知っておくべき5つのこと、注目の日本人ハーフパイプ選手は?、注目の日本人ビッグエア選手は?

スピードスケート

イレイン・ブスト(オランダ):冬季オリンピックの現役選手として、ブストは最多となる11個のメダルを獲得。冬季オリンピック4大会にわたり個人種目で金メダルを獲得した史上初のアスリートとなったことで、すでに冬季オリンピックの歴史にその名を刻んでいる。この偉業を達成したのは夏季オリンピックでも6人しかおらず、もしブストが北京で再び金メダルを手にすれば、5大会で金メダルを獲得した唯一の選手になる。 

関連|北京2022スピードスケート:知っておくべき5つのこと

ノルディック複合

エリック・フレンツェル(ドイツ):平昌2018での圧倒的なパフォーマンスにより、史上最高のノルディック複合選手のひとりとしての地位を確固たるものにしたフレンツェル。男子個人グンダーセンノーマルヒル10km と男子団体グンダーセンラージヒル4×5kmで金メダル、男子個人グンダーセンラージヒル10kmで銅メダルと、ノルディック複合の男子種目のすべてでメダルを獲得している。

関連|北京2022ノルディック複合:知っておくべき5つのこと

バイアスロン

ストラ・ホルム・ラグレッド(ノルウェー):24歳のラグレッドは、2021年の世界選手権で20kmインディビデュアル、マススタート、男子リレー、男女ミックスリレーの4種目で優勝を飾った選手。オリンピックの経験はないものの、世界選手権でのパフォーマンスを見ると、北京でスターになる可能性は十分あり得る。

関連|北京2022バイアスロン:知っておくべき5つのこと

フィギュアスケート

羽生結弦ネイサン・チェン(米国):史上最高の男子フィギュアスケーターとの呼び声が高い羽生は、オリンピック2連覇中で、世界選手権を2度制している。北京では、1928年以来達成されていない3大会連続の男子シングルタイトルがかかっており、間違いなく注目の的となる存在。羽生に最も近い挑戦者として、世界選手権を3度(2018年、2019年、2021年)制しているネイサン・チェンが挙げられる。

関連|北京2022フィギュアスケート:知っておくべき5つのこと、注目の日本人選手は?

フリースタイルスキー

ペリーヌ・ラフォン(フランス):ラフォンは、女子モーグルのオリンピックおよび世界選手権のディフェンディングチャンピオン。過去2シーズンのフリースタイル・ワールドカップで総合優勝を飾っている。

アイリーン・グー(中国):2020年のユースオリンピックでの目を見張るパフォーマンス(女子ビッグエアとハーフパイプで金メダル、スロープスタイルで銀メダルを獲得)で話題を集めたグー。2021年には世界選手権のハーフパイプとスロープスタイル、Xゲームのスーパーパイプとスロープスタイルで金メダルを獲得するなど、驚異の活躍を見せている。

関連|北京2022フリースタイルスキー:知っておくべき5つのこと

ボブスレー

フランチェスコ・フリードリヒ(ドイツ):世界選手権の男子2人乗りで4連覇し、2017年には4人乗りでもタイトルを獲得しているフリードリヒは、平昌2018では2人乗りと4人乗りで金メダル獲得という異例のダブル優勝を果たした。

ゲオルゲタ・ポペスク(ルーマニア):2020年のユースオリンピックの女子モノボブで優勝したポペスクは、ルーマニア人女子として初めて冬季オリンピックで金メダルを獲得した選手。オリンピック新種目となるモノボブで、再び表彰台なるか!?

関連|北京2022ボブスレー:知っておくべき5つのこと

リュージュ

ナタリー・ガイゼンベルガー(ドイツ):平昌2018チャンピオンのガイゼンベルガーは、女子シングルで圧倒的な強さを維持しており、ドイツで開催された2021年世界選手権では銀メダルを獲得。オリンピックでは金メダル4つと銅メダル1つを獲得しており、オリンピック史上最も成功している女子リュージュ選手だ。

関連|北京2022リュージュ:知っておくべき5つのこと

北京2022オリンピック会場

北京は、夏冬両方のオリンピックを開催する初めての都市。北京オリンピック組織委員会(BOCOG)はサステナビリティプランの一環として、北京2008夏季オリンピックで使われた一部の会場を、2022年の冬季オリンピックでも再び活用する。冬季オリンピックは、3つのゾーン(北京、延慶、張家口)で行われる。

関連|北京オリンピックの各会場と選手村

北京ゾーン

北京の中心部に位置するこのゾーンでは、主に冬季オリンピックの氷上競技や開会式・閉会式が行われる。

ライトアップされたビッグエア首鋼 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
写真: 2019 Getty Images
  • 国家体育場:開会式・閉会式/北京2008レガシー会場
  • 国家水泳センター:カーリング、[冬季パラリンピック]車いすカーリング/北京2008レガシー会場
  • 国家体育館:アイスホッケー、[冬季パラリンピック]パラアイスホッケー/北京2008レガシー会場
  • 五棵松体育館:アイスホッケー/北京2008レガシー会場
  • 国家速滑館:スピードスケート
  • 首都体育館:ショートトラック、フィギュアスケート/北京2008レガシー会場
  • ビッグエア首鋼:フリースタイルスキー・ビッグエア、スノーボード・ビッグエア

延慶ゾーン

北京の中心から北西75kmに位置する延慶は、温泉や国立公園、スキーリゾート、万里の長城の八達嶺などがある、首都郊外の山間部。延慶ゾーンのオリンピック会場では、アルペンスキーのほか、ボブスレー、リュージュ、スケルトンなどのそり競技が行われる。

  • 国家スライディングセンター:ボブスレー、スケルトン、リュージュ 
  • 国家アルペンスキーセンター:アルペンスキー、[冬季パラリンピック]アルペンスキー 

張家口ゾーン

張家口は、北京より北西約180kmに位置し、中国でスキー愛好家に人気の場所だ。新たに建設された北京 - 張家口の都市間鉄道により、冬季オリンピックの会場3ゾーンをわずか1時間で移動することができる。張家口ゾーンでは、フリースタイル、クロスカントリー、ジャンプ、ノルディック複合を含む多くのスキーおよびスノーボード種目、バイアスロンが行われる。

  • 国家バイアスロンセンター:バイアスロン、[冬季パラリンピック]バイアスロン、クロスカントリースキー 
  • 国家スキージャンプセンター:スキージャンプ、ノルディック複合(ジャンプ) 
  • 国家クロスカントリーセンター:クロスカントリースキー、ノルディック複合(クロスカントリー) 
  • 雲頂スノーパーク:フリースタイルスキー、スノーボード、[冬季パラリンピック]スノーボード

北京2022冬季オリンピックの視聴方法は?

大会期間中は、テレビやライブ配信プラットフォームなどで視聴可能。ソーシャルメディアでのハイライトや、Olympics.comでのニュース配信もあり。放送パートナーの全リストと放送予定は、大会開始前に発表される。お楽しみに!

北京2022 メダル

北京2022メダルの名前「同心」(中国語で「心を一つに団結する」の意)は、5つのリングと中心のロゴで構成されている。このデザインは、古代中国の翡翠の同心円ペンダントをベースにしており、5つのリングは、人々を結びつけるオリンピック精神と、冬季オリンピックの素晴らしさを世界中で分かち合うことを表している。

メダルの前面には、中央にオリンピックリングが刻印され、「XXIV Olympic Winter Games Beijing 2022」の文字が刻まれており、その周りに氷や雪、雲の模様が描かれている。裏面には、中央に北京2022のエンブレムが配置され、その周りに中国語の大会名「北京2022年第24届冬季奥林匹克运动会」が刻まれている。

また、裏面の一番外側のリングには、競技と種目名が刻まれる。

関連:北京オリンピックのメダル・デザイン発表!

北京2022冬季オリンピック、マスコットやエンブレムは?

マスコット

マスコットとなるのはジャイアントパンダのビンドゥンドゥン(冰墩墩)。「ビン」 は「氷」を意味するほか、純粋さや強さの象徴。「ドゥンドゥン」はたくましさや活発さを意味する言葉で、子供を表す。ビンドゥンドゥンは、アスリートの強さと意志の象徴として、オリンピック精神を広める役割を担う。

関連|北京オリンピックのマスコット、ビンドゥンドゥンとは?

エンブレム

エンブレムは漢字の「冬」からインスピレーションを得たもので、上部がスケーターを、下部がスキーヤーをイメージ。両者の間に流れるリボンのようなモチーフは、中国のなだらかな山々、オリンピック会場、スキーコース、スケートリンクを表している。 

関連|北京オリンピックのエンブレムに込められた意味は?

北京2022 オリンピック・エンブレム

スローガン

北京2022冬季オリンピックおよびパラリンピックの公式モットーは「Together for a Shared Future(未来に向かって一緒に)」。 

トーチ

「Flying(飛揚)」という名前が付けられた北京2022冬季オリンピックのトーチデザインは、中国の首都におけるオリンピックのレガシーに敬意を表し、2008年夏季オリンピックの聖火台に似たデザインが採用され、螺旋構造を特徴とする。 

関連|北京オリンピックの聖火リレー情報

オリンピックに向けて。 これらすべてをゲット。

スポーツイベントを無料でライブ観戦。さまざまなシリーズに無制限アクセス。 他には真似のできないオリンピックニュース&ハイライト
登録はこちら 登録はこちら