北京2022オリンピック聖火の採火式、ギリシャで開催

オリンピック聖火が10月18日、古代オリンピックの地・ギリシャのオリンピアで採火され、およそ100日後に開催される北京2022冬季オリンピックへの旅が始まった。

文: William Imbo
写真: AFP

オリンピック聖火を採火するための公式セレモニーが10月18日、ギリシャのオリンピアで開催され、北京2022冬季オリンピック競技大会のオリンピック聖火が灯された。

古代オリンピックの地・オリンピアにあるヘラ神殿での採火式には、 IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長らが出席。東京2020オリンピックの採火式と同様、今回も新型コロナウイルス感染症対策のための厳しい規制のもとで執り行われ、出席者はIOCメンバー、ギリシャと中国のオリンピック委員会メンバー、ギリシャのカテリナ・サケラロプル大統領、メディア関係者に限定された。

「架け橋となるオリンピック」

オリンピック聖火の採火に先立ち、北京2022の于再清(Yu Zaiqing)副会長は「安全で素晴らしい」冬季オリンピックの開催を約束。「中国政府の強力なリーダーシップのもと、世界中の人々のサポートを受けて、合理的で安全かつ素晴らしいオリンピックを世界に届ける」と述べた。

一方、IOCのバッハ会長は世界が直面する課題に触れ、「分裂、紛争、不信感が広がるこの不安定な世界において、オリンピックは常に架け橋となり、決して壁を作ることはありません」と話し、「オリンピックが世界のすべての課題に対処することはできません。しかし、誰もが同じルールに則り、互いを尊重するという世界を示すことはできます。友情と連帯感による問題解決を促し、オリンピックは人々の理解と友情を深めるための架け橋となります。このオリンピック聖火が、オリンピックの聖地である古代オリンピアから北京、そして世界に向けて発信する永遠のメッセージはここにあります」と述べた。

リレー規模の縮小

ギリシャの女優クサンティ・ジョルジウが女性司祭の役割を果たし、凹面鏡を使って太陽光から聖火を採火し、最終的にオリンピック聖火は、最初の聖火ランナーであるギリシャのアルペンスキー選手イオアニス・アントニウに渡された。

聖火リレーは通常、世界中から集まったアーティストやアスリートらによるリレーでギリシャ国内の都市や遺跡を巡るが、今年は大幅に短縮され、アントニウ、中国のショートトラック選手・李佳軍、ギリシャのクロスカントリースキー選手・パラスケビ・ラプドプール(Paraskevi Lapdopoulou)が、聖火の旅の一部をつなぐ。聖火がギリシャ国内を周らないのは、1984年以来初めて。

ジョルジウから聖火を受け取った後、アントニウは近代オリンピックの父ピエール・ド・クーベルタンの心を宿した記念碑に聖火を運んだ。その後、李に聖火が渡り、李はオリンピア郊外にあるクラデオス川にかかる橋まで聖火を運んだ。そしてアテネのアクロポリスに移され、10月19日午前11時50分(現地時間)にアテネのパナシナイコスタジアムで予定されている引継式のために一晩保管される。引継式では、聖火が北京2022の代表団に渡され、中国に向けて飛び立つ予定となっている。

聖火リレーのランタンと走者のユニフォーム公開

北京2022冬季オリンピック競技大会に向けてオリンピック聖火が灯される一方、聖火を運ぶためのランタンとランナーのユニフォームが公開された。

ランタンのデザインコンセプトについて、北京2022冬季オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(BOCOG)は、2000年前に作られた漢の時代の「中国最初のランタン」とされる「長信宮灯」に由来すると発表。長信宮灯は、競技が実施されるエリアのひとつである河北省で見つかったもの。 永遠の信念を意味する「長信」は、人類が永遠に追い求める光と希望を表し、ランタンの上部の赤いリボンは、オリンピックの情熱とエネルギーを象徴するトーチ「飛揚」と同じデザインとなっている。

聖火ランナーのユニフォーム一式には、衣服、ニット帽、ヘッドバンド、手袋、運動靴が含まれ、オリンピック・リング、Beijing 2022の文字、聖火リレーのエンブレムがデザインされている。赤、白、黄の色は、オリンピック聖火リレーの特徴である「情熱」「熱意」「祝賀」を反映。袖、サイドストライプ、靴底は赤い一本の線で結ばれており、トーチの赤いリボンを反映し、聖火リレーにおける全員の強い思いを示している。

引継式はどこで見られる?

北京2022大会組織委員会への聖火の引継式は10月19日に行われ、Olympics.comでライブ配信される予定。北京大会が近くなる頃には恒例のオリンピック聖火リレーも予定されている。詳細は、10月20日の北京・到着式の後、組織委員会から発表される。

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