冬季オリンピック混合種目を解説! 新採用のショートトラック混合リレー

北京2022冬季オリンピックでは9つの混合種目が実施される。そのうちのひとつがオリンピックで新たに採用されるショートトラックの混合リレー。どのように競われるのかを紹介しよう!

文: Marta Martín
写真: OIS / IOC

参加者の男女比を等しくするため、オリンピックでは混合種目が重要な役割を果たしている。北京2022冬季オリンピックでは9つの混合種目が実施され、そのうち4つがオリンピックの新種目となる。

今回オリンピック・デビューを果たすショートトラックの混合リレーは2022年2月5日に予定され、同日、初代メダリストが確定する。1チーム4人編成で最大12チームが参加して行われる熱戦は、すべてのスポーツファン必見! 詳しく見てみよう!

ショートトラック混合リレーのフォーマット解説

混合リレーは、北京2022でオリンピック・デビューとなるが、すでにワールドカップでは2018/2019シーズンから採用されている。

ユース冬季オリンピックでも、2012年のインスブルック大会から実施されいる。ただ、北京大会とは少し形式が異なり、ローザンヌ2020ユースオリンピックでは、異なる国内オリンピック委員会(NOC)に所属する選手らでチームが編成され、チームBと名付けれたグループが金メダルを獲得。このチームには、キム・チャンソ(韓国)、ディード・ファン・オールショット(オランダ)、宮田将吾ジョナサン・ソー(米国)の4選手が参加した。

北京2022の混合リレーに出場するスケーターは、個人種目、男子あるいは女子のリレー種目でオリンピック出場権を獲得している選手に限られ、1チームは男女各2人の計4人で構成される(ローザンヌ2020とは異なり、チームはそれぞれのNOCを代表して出場する)。

距離は2000mで、選手らはショートトラックのリンク(111.12m)を合計18周し、滑走順は女子-女子-男子-男子-女子-女子-男子-男子となる。1000分の1秒単位でメダルが決まることも珍しくはない。

北京2022のショートトラック混合リレーの会場と日程

混合リレーをはじめ、ショートトラックの全種目が行われるのは、首都体育館。混合リレーは、開会式翌日の2月5日に行われ、午後8時23分に始まり、午後9時34分には終了予定。この1時間で初代メダリストが確定するので、その瞬間をお見逃しなく! 日程は以下の通り(すべて現地時間)。

  • 準々決勝、準決勝:2月5日 午後8時23分〜
  • 決勝B:2月5日 午後9時18分〜
  • 決勝A:2月5日 午後9時26分〜

オリンピアンが語る、混合リレーの魅力

混合リレーは新しい種目であるにもかかわらず、この種目がショートトラック競技に与えた影響はすでに感じられる。その理由を、ユースオリンピックの金メダリストのディード・ファン・オールショットはOlympics.comにこう説明する。「国籍や男女が混ざっているのが面白い。とても速いし、とてもユニークですからね」。

北京大会では、チームは同じNOCの選手で構成されるが、チーム一丸となることが最も重要であることに変わりはない。

10月末のワールドカップ名古屋大会で優勝したROC混合リレーのメンバーで、2度のオリンピック出場経験を持つソフィア・プロスヴィルノヴァは、「リレーは常にトレーニングの大部分を占めています。団体種目のためだけでなく、個人種目でよりよいパフォーマンスを発揮するための手段として、コーチらはリレーを取り入れてきました。なので、混合リレーにはとても馴染みがあります。実際の試合がどうなるか楽しみです」と語る。

また、混合リレーと個人500mの共通点として、「距離が短く、速い。速くて爆発的なスタートと最大のスピードが不可欠です」と話す一方、個人レースとは全く異なることも指摘。「混合リレーには強豪チームが存在しないので、予測するのが最も難しい種目になると思います」。

混合リレーの注目チームは?

北京2022のテストイベントを兼ねて10月に北京で開催されたショートトラック・ワールドカップで、中国チームは2000m混合リレーの世界記録を塗り替えたことから、メダル候補のひとつとして大会に臨む。

このワールドカップにおいて、平昌2018の500m金メダリストのウー・ダジンハン・カシンユティン・ジャンレン・ズーウェイの中国チームは、準々決勝で2分37秒747という驚くべきタイムを記録。しかしこの日、世界記録を破ったのは中国チームが最初ではない。わずか30分の間に、記録が3回更新されたのだ。まず、韓国チームが2分38秒451という記録を出し、その10分後にはオランダチームが2分38秒094でゴール。さらにそれを更新する形で、中国チームが史上最速の記録を打ち立てた。中国チームは世界記録を更新し、オランダ(2位)、韓国(3位)を抑えて金メダルを獲得した。

しかし、ワールドカップ第2戦・名古屋大会では、他のチームがオリンピック混合リレーの初代王者を目指して名乗りをあげる。ROCチームが中国とハンガリーを抑えて金メダルを獲得したのだ。ワールドカップ種目別総合では中国が現在トップに位置しているが、世界ランキングではROCが1位。北京2022でどのような戦いが繰り広げられるのか、乞うご期待!

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