川内優輝、5年ぶり5度目の優勝!|防府読売マラソン2023

今季JMCシリーズにおいてG1に位置付けられている「第54回防府読売マラソン大会」が、山口県防府市にて12月3日に行われた。連続13回目の出場で、"ミスター防府" の異名をもつ川内優輝が2時間8分32秒のタイムで、5年ぶり5度目の頂点に輝いた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Yuki Kawauchi of Japan crosses the finish line in the professional men's division during the 126th Boston Marathon on April 18, 2022 in Boston, Massachusetts.
(2022 Getty Images)

「第54回防府読売マラソン大会」が山口県防府市に設けられた42.195kmのマラソンコースにて12月3日に行われた。

今大会は、2021年に日本陸上競技連盟が創設した「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ」の第3期(2023年度)における公認マラソン大会(男子)の中でも、ハイグレードに位置付けられるG1(女子はG3)に認定されている。

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2023年エディションの防府マラソンを制したのは、13年連続して13度目の出場を誇り、"ミスター防府" の異名をもつ川内優輝で、タイム(速報値)は2時間8分32秒だった(写真上はボストンマラソン2022出場時)。

10月15日に閉幕したばかりのパリ2024マラソン日本代表選考競技会「マラソングランドチャンピオンシップ」では、強い雨が降り頻る悪路の中、前半から一人旅状態で激走するなど、大きな話題をさらった川内。あれから、わずか1ヶ月半という短い期間で、川内は思い入れの強い防府に向けて、トレーニングと準備を重ねてきた。

30km地点でペースメーカーが外れ、36km地点手前で仕掛けると、川内はエリート競技者の中で最速タイムをもっていたセルオド・バトオチル(モンゴル)と集団から抜け出す。その後も川内は断続的に揺さぶりをかける走りを見せ、徐々にバトオチルが脱落。川内と同様に、招待選手枠で出場していた足羽純実と竹内竜真の日本代表による三つ巴の戦いとなるが、最後は数秒の差で振り切った川内が最初にフィニッシュテープを切り、2018年以来5年ぶり、5度目の防府の頂点に輝いた。

防府読売マラソン2023の表彰台成績およびタイム(速報値)は、以下の通り。

  1. 川内優輝 2:08:32
  2. 足羽純実 2:08:37
  3. 竹内竜真 2:08:40

JMCシリーズ第3期における男子のマラソン大会は、防府読売マラソンと同日程(12月3日午後実施)で行われる福岡国際マラソン2023を除き、2024年3月31日の最終日までに行われる残り4大会となる。

■JMCシリーズ第3期 大会スケジュール

※第3期:2023年4月1日〜2024年3月31日
※防府読売マラソン2023(12月3日)以降の大会を抜粋

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