鈴木優花と一山麻緒がパリ2024マラソン女子日本代表に内定/MGC2023

執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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写真: 時事

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が10月15日、国立競技場発着のコースで行われた。同大会はパリ2024マラソン日本代表選考会として実施。女子は鈴木優花と一山麻緒が日本代表に内定した。

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が10月15日、国立競技場発着のコースで開催。同大会は男女ともパリ2024マラソン日本代表選考競技会と第107回日本陸上競技選手権大会・マラソンを兼ねて行われた。上位各2選手がパリ2024日本代表に内定する。

女子は8時10分に開始。Tokyo2020日本代表の前田穂南が序盤から集団を引っ張る。15km付近から先頭集団がばらけ始め、中間点では前田と一山が並走。だが23.5km付近で一山と細田あいの先頭に替わり、3位集団との差を広げる。33km過ぎで一山が細田を引き離すが、3位集団から鈴木優花が飛び出すと一気に先頭へ。そのまま鈴木が逃げ切り2時間24分9秒でゴール。日本代表内定を勝ち取った。2位には一山が入り、Tokyo2020に続くオリンピック日本代表に内定している。細田は3位でフィニッシュし、今大会でのパリ2024に日本代表内定を逃した。

以下は、パリ2024マラソン女子日本代表に内定した2選手のレース後コメント。

鈴木「ずっと目標としてきた舞台(パリ2024)のスタートラインに立てると思うと、こみ上げるものがある。リラックスしては入れていたので、最後はいける自信があった。世界と戦うためには日本で1番を取らないといけない。最後まで出し切ることを考えていた。これから本格的な練習を積んで、パリでは入賞したい。その先の世界選手権にもつなげていきたい」

一山「今までの陸上人生で一番うれしい2位だった。3番目と差がないことはわかっていたので、抜かれるわけにはいかないと必死で走った。今日内定を決めることができてうれしい。Tokyo2020後はパリ2024に出場したいと思い、練習してきた。Tokyo2020より思い切った走りをして、8番以内を目指したい」