アスリート、セレブ、アーティスト:LA28のロゴクリエイターをチェック!
アリソン・フェリックス、アレックス・モーガン、アダム・リッポン、クロエ・キムは、2028年のオリンピック開催に向け、「自分にとってのロサンゼルス」を表現するアンバサダーたちの一部だ。
9月1日(火)、LA2028のロゴマークが発表され、ロサンゼルス市とこの大会を代表する26人の“クリエイター”のリストが公開された。
そのうち14名はオリンピックチャンピオン6名を含むアスリートで、筆頭は、陸上競技で9個のメダルを獲得し、ロサンゼルスへの大会招致にも重要な役割を果たしたアリソン・フェリックスだ。
彼女は、リオ2016で優勝したシモーン・マニュエルやアレックス・モーガン等とともに、延期となった東京2020への出場を目指している。
ガビー・ダグラス、マイケル・ジョンソン、スノーボード界のスター、クロエ・キムなどの金メダリストに加え、銅メダリストのアダム・リッポン、イブティハージ・ムハンマドもリストに名を連ねる。
また、パリ2024でオリンピックデビューを目指す16歳のボクシング選手、シャンテル・ナバーロも参加。
自転車競技で2度の優勝を果たしたオズ・サンチェス、走り幅跳びで4個の銀メダルを獲得したレックス・ジレット、リオパラリンピアンのスカウト・バセットに加え、東京でパラリンピックデビューを目指すエズラ・フレッチとジャマル・ヒルなど、パラリンピアンも多数参加している。
歌手のビリー・アイリッシュ、女優のリース・ウィザースプーン、ユーチューバーのリリー・シンも、LAの「A」をモチーフにした映像やアートを通して、独自の視点でロサンゼルスを紹介している。
LA28のロゴの「A」は自在に交換が可能で、「Every 'A' Tells A Story」というバナーのもと、各クリエイターの作品を含めた現在32のバージョンがある。
LA28、デジタル時代に向けたダイナミックなロゴを発表
LA2028のロゴは、オリンピック開催に向け、新たなイノベーションを提供するという試みの一環だ。
大胆な黒のL、2、そして8は、「ダイナミックで常に変化する」という基盤を、Aは「個々のストーリー」を表現している。将来的には、ファンたちも自分でデザインができるようになることを視野に入れている。
オリンピックの競泳で5度メダルを獲得しているLA28の組織委員、ジャネット・エバンス氏は、「ロサンゼルスは単一のアイデンティティを持たず、LAを表現する方法は一つではありません。LAはそこにいる人々のおかげで成り立ち、LA28はそれを象徴するものです」と話している。
ロサンゼルスとこの大会のエネルギーを表現するには、人々の声を集めるのが一番です」
フェリックスは、彼女の「A」は、ムーブメントへの愛と、ロサンゼルスにある自身のルーツからインスピレーションを受けたと語る。
「私はトロージャンズやレイカーズ、ドジャースのファンとして育ちました。そしてこの地で育まれた素晴らしいものに囲まれてきました。ロサンゼルスの人々は信じられないようなことをやっていて、それが伝わらないわけがありません。ここにいると、もっと良くなりたい、という気持ちになるのです」- アリソン・フェリックス
LA出身のグラフィティアーティスト、チャズ・ボジョルケスは、この街が過去に開催した2回のオリンピック(1932年、1984年)からインスピレーションを得て、彼の「A」を制作した。
「LAはユニークです。ロサンゼルスでは、自分がなりたい人になれる。それを表現するには、アートが一番です。文字は言語を表し、言語はカルチャーを表し、私たちは一つのカルチャー世界になっていくのです」。
『オリンピックをとても楽しみにしています。私自身は前回のオリンピックを経験し、両親は30年代のオリンピックを経験している。これは、ロサンゼルスに連綿と続くものなのです』 - グラフィティアーティスト、チャズ・ボジョルケス