東京オリンピックで、まさかの予選敗退となったバレーボール女子日本代表。パリ2024でその雪辱を果たすべく、新生・火の鳥NIPPONが誕生した。その中で特に期待を寄せられる選手が古賀紗理那だ。
(2021 Getty Images)
2021年に行われた東京2020オリンピックで、アトランタ1996以来、初めて決勝進出を逃したバレーボール女子日本代表「火の鳥 NIPPON」。
パリでの復活をかけ、ロンドン2012でチームを銅メダルに導いた眞鍋政義監督が6年ぶりに代表監督に復帰。今年の春に新生・火の鳥 NIPPONが誕生した。
パリでのメダル獲得に向け、中心となってチームを率いるのが、前キャプテンの**荒木絵里香が現役を引退した後、女子キャプテンに選出された古賀紗理那**だ。
バレーボール女子日本代表がロンドン2012オリンピックで銅メダルを獲得した翌年の2013年、16歳だった高校生の古賀は日本代表デビューを飾った。次世代のエースとして注目を集め、リオ2016オリンピック前の大会では主力として存在感を示すも、リオ2016の代表メンバーに古賀の名前はなかった。
大会直前に落選という現実を突きつけられた古賀は、「オリンピックに執着がなかったから選ばれなくて当然だと思った」と受け止め、攻撃の柱として成長を遂げる。
2018年の世界選手権では全12試合中、11試合に先発出場するなど主力として活躍し、母国開催となる東京オリンピックでのメダル獲得を狙う日本女子代表チームに選出された。
しかし東京大会では、思わぬアクシデントが古賀を襲う。
初戦となったケニア戦で古賀は右足首を負傷。車椅子で退場し、病院に運ばれることとなる。捻挫と診断された古賀はコート復帰を目指し、2試合目のセルビア戦、3試合目のブラジル戦を欠場し、4試合目となった韓国戦に出場。フルセットの末に敗北を喫したものの、古賀は「執念」を感じさせるプレーでチーム最多の27得点を挙げた。
続く5試合目のドミニカ共和国戦でも勝利を掴むことはできず、火の鳥NIPPONの東京2020は、1勝4敗という成績で予選敗退に終わった。
東京オリンピックでの雪辱を果たす舞台として、2年後、パリ2024が控えている。
5月6日に行われた代表チーム記者会見で、古賀は「東京オリンピックで予選敗退という悔しい結果で終わり、このままでは強いチームはできないと感じた。敗戦から這い上がるという意味で、キャプテンという話をいただいたときに、最初は戸惑ったものの、チームも自分も強くなろうという気持ちで引き受けた」と、キャプテンという大役を引き受けた理由を告白。
今季の抱負として、「今年からパリオリンピックに向けて大切な試合が続き、1戦1戦世界ランクに関わってくるので、チーム一丸となって強い集団を作っていきたい」と力を込めた。
一方、代表監督復帰となった眞鍋監督は「パリオリンピックでメダルを獲得する」ことを目標に掲げ、まずは2023年にオリンピック出場権を獲得することを目指す。バレーボールでは2023年9月〜10月にオリンピック選考トーナメントが行われ、ここでまず6チームがオリンピックへの出場権を得ることができる。
この大会で獲得できなかった場合は、2024年の世界ランキングをもとに出場権が割り当てられるため、少しでもランキングを上げておくことが重要となる。
監督はその重要性を意識した上で、まもなく始まるネーションズリーグで、参加16チーム中上位8チームが進出できるファイナルラウンドの舞台に立つことを目標に掲げた。
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