柔道女子48kg級・古賀若菜、パリ2024期待の21歳

スポーツイベントが盛りだくさんの週末。多くのアスリートたちがそれぞれの舞台で力を尽くして自分の成長を確かめ、また次の目標に向かっていく。先週末に行われた大会で活躍したアスリートたちの中から、柔道の古賀若菜に注目した。

文: Chiaki Nishimura
写真: 2019 Getty Images

7月15日〜17日の3日間、クロアチアの首都で開催された柔道のグランプリ・ザグレブ大会。国際柔道連盟主催によるこのツアーで、日本からは6選手が出場し、東京2020オリンピック金メダリストの阿部詩(女子52kg級)ともに、女子48kg級の古賀若菜が表彰台の頂点に立った。

パリ2024オリンピックを目指し奮闘する21歳の古賀とは?

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2001年に福岡県で生まれた古賀は、4歳の時に兄の影響で柔道を始めた。福岡といえば、オリンピックの女子48kg級で、金メダル2つを含む合計5つのメダルを獲得した谷亮子さんの出身地でもある。子どものころから大会で好成績を残していた古賀は、高校生だった2019年4月の全日本選抜柔道体重別選手権に初出場で初優勝。谷さん(当時は田村)以来の高校生女王となり、パリ2024への期待の星として注目を集めるようになった。

続く、同年7月のグランプリ・モントリオール大会が初めてのシニアの国際大会となり、この大会でリオデジャネイロ2016金メダリストのパウラ・パレト(アルゼンチン)を下して、シニア国際デビューを華々しく飾った。

国内では高校総体を3連覇し、次世代のスターとして活躍が期待される中、東京オリンピックへの出場も目指したが、女子48kg級では渡名喜風南(となき・ふうな)が同階級を率いており、さらに52kg級から角田夏実が階級を変更して代表争いに参戦。実力者らを前に代表の座には届かず、その直後から次のパリへと目標を切り替え、新たなスタートを切った。

2021年6月に行われた世界選手権では、東京オリンピック日本代表選手らが派遣されず、古賀は角田とともに48kg級に出場。初出場ながらも決勝進出を果たすと、角田との決勝日本人対決に敗れ、準優勝となった。

金メダルまであと1歩の日本女子48kg級

昨年の世界選手権前には、フジテレビのインタビューに応え、理想の選手像として「試合を見てて感動する試合とかがたくさんあるから、自分も感動を与えられる選手になりたいです」と語っていた古賀。同大会での銀メダル獲得や、中高の1学年先輩で女子78kg超級の素根輝が東京オリンピックで金メダルを獲得する姿に刺激を受け、古賀はパリ2024に向けて闘志を燃やす。

しかし、それは東京オリンピックで銀メダルを獲得した渡名喜や、東京大会を逃した角田も同じ。今年10月にウズベキスタンで予定されている世界選手権では、渡名喜、角田が代表選手として派遣される予定で、世界ランキングでも古賀は両選手の背中を追いかける。

女子48kg級では、2004年のアテネ大会で谷亮子さんが金メダルを手にして以来、金メダルに届いていない日本女子。それぞれの選手らがオリンピックでの頂点を目指すこれからの2年間の戦いの中で、21歳の古賀は一戦一戦を大事にしながらポイントを重ねていく。

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