日本オリンピック委員会(JOC)は6月23日、TEAM JAPAN シンボルアスリート、TEAM JAPAN ネクストシンボルアスリートを発表。同日に認定式が行われた。シンボルアスリートには、Tokyo2020オリンピックで兄妹同時金メダル獲得を果たした柔道の阿部一二三(男子66kg級)・詩(女子52kg級)らが認定されている。
阿部一二三は引き継きシンボルアスリートに選ばれたことについて、「とてもうれしく思う」とコメント。今後については「柔道だけでなく人としても成長していきたい。オリンピックはどの試合よりも影響力があると思ったので、2年後のパリオリンピックを目指して頑張りたい」と話し、パリ2024でのオリンピック連覇を見据えている。さらにシンボルアスリートとして発信したいことを問われると、「日本の柔道人口は減っている。柔道の素晴らしさを伝えていくことで、日本の柔道人口が増えてくれればうれしい」と述べ、日本柔道界発展への貢献に意欲を示した。
阿部詩は「シンボルアスリートとして、人間力・競技力を向上していきたい」と気を引き締める。金メダルに輝いたTokyo2020後の変化については、「自分自身の気持ちが変化した。自分が進化できるように、いろいろなことを考えながら競技に取り組んでいる」とし、競技に対する姿勢や柔道への向き合い方について語っている。
■TEAM JAPANシンボルアスリート
TEAM JAPANを代表する存在。「誰もが憧れるアスリート」の象徴として、JOCが認定したアスリート。オリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動を通して、スポーツの価値を社会に伝える役割を担う。
シンボルアスリート一覧
- サニブラウン アブデル ハキーム(陸上競技)
- 渡部 暁斗(スキー/ノルディック複合)
- 石川 祐希(バレーボール)
- 橋本 大輝(体操/体操競技)
- 小平 奈緒(スケート/スピードスケート)
- 髙木 美帆(スケート/スピードスケート)
- 宇野 昌磨(スケート/フィギュアスケート)
- 金城 梨紗子(レスリング)
- 見延 和靖(フェンシング)
- 阿部 一二三(柔道)
- 阿部 詩(柔道)
- 上野 由岐子(ソフトボール)
- 桃田 賢斗(バドミントン)
■TEAM JAPANネクストシンボルアスリート
JOCが認定した次世代の日本スポーツ界をけん引していく若手アスリート。オリンピックの理念に賛同するとともに、次期シンボルアスリートとしてオリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に協力する。
ネクストシンボルアスリート一覧
- 柳田 大輝(陸上競技)
- 本多 灯(水泳/競泳)
- 北園 丈琉(体操/体操競技)
- 東藤 なな子(バスケットボール)
- 河辺 愛菜(スケート/フィギュアスケート)
- 森重 航(スケート/スピードスケート)
- 伊藤 麻琴(アイスホッケー)
- 藤波 朱理(レスリング)
- 木原 美悠(卓球)
- 古賀 若菜(柔道)
- 上野 優佳(フェンシング)
- 郡司 莉子(バドミントン)
- 平野 優芽(ラグビーフットボール)
- 谷井 菜月(スポーツクライミング)
- 小林 誠也(リュージュ)
- 青木 勇貴斗(スケートボード)