日本陸上競技連盟(JAAF)は6月13日、アメリカ合衆国オレゴン州で開催される第18回世界陸上競技選手権大会の日本代表内定選手による記者会見を大阪府大阪市で実施。登壇した橋岡優輝(男子走幅跳/富士通)、泉谷駿介(男子110mハードル/住友電工)、廣中璃梨佳(女子5000m、女子10000m/JP日本郵政G)、田中希実(女子1500m、女子5000m/豊田自動織機)、三浦龍司(男子3000m障害物/順天堂大学)、黒川和樹(男子400mH/法政大学)、村竹ラシッド(男子110mH/順天堂大学)は新ユニフォームを着用して登場。フォトセッションを行った後、世界陸上2022オレゴンに向けた意気込みなどを語った。
泉谷駿介(男子110mH)
「Tokyo2020で果たせなかった決勝進出のため、準決勝で良いレースをしたい」
村竹ラシッド(男子110mH)
「チャレンジャーの精神で楽しみたい。決勝進出を目指して予選、準決勝で良い走りをしたい」
黒川和樹(男子400mH)
「日本記録レベルのタイムを出して決勝に進出したい」
三浦龍司(男子3000m障害物)
「課題が見つかっているので仕上げて万全の状態で戦いたい」
橋岡優輝(男子走幅跳)
「大会までにケガを治し、前回(世界陸上2019ドーハ・8位入賞)よりも良い結果を残したい」
田中希実(女子1500m、女子5000m)
「調子の良しあしにかかわらず、その時に自分ができることに向き合っていきたい」
廣中璃梨佳(女子5000m、女子10000m)
「挑戦者の気持ちを忘れずに積極的に挑みたい」
会見では12日まで行われた第106回日本陸上競技選手権大会におけるエピソードも語られた。黒川はトレードマークのヘアバンドを忘れかけたエピソードを披露。「(予選レースに)行く途中になんか頭についてないなと思い、1回陣地に戻って持ってきました。その様子がJAAFのTwitterに写真が掲載されています。(ヘアバンドが)ないと走れません」と明かした。同選手権で2種目の内定を得た田中は女子1500m決勝(11日)の朝、「朝練習の感触が良くなかったためイライラしていたので、甘い物がいいかなと思ってパンケーキ」を食べた結果「ほおが緩んでリラックスできました」と“勝負飯”のエピソードを語った。
オレゴン2022世界陸上競技選手権大会 参加資格有資格者一覧(JAAF)
JAAFは「参加標準記録の突破」と「日本選手権で3位以内」を世界陸上日本代表内定の条件に設定。日本選手権は終了したため、今後は内定者が国・地域ごとの最大出場枠「3」に満たない種目に限り、「参加標準記録の突破」をした順に内定が与えられることとなる。参加標準記録の有効期間は26日まで。その後は陸上の国際競技連盟・WA(ワールドアスレティックス)の世界ランキングなどにより、出場選手が決定する。