5月26日夕方に行われた女子シングルス準々決勝で世界ランキング3位のワン・イーディ(王艺迪/中華人民共和国)を激闘の末に下してから24時間もたたないうちに、早田ひなが再び南アフリカ・ダーバンの国際コンベンションセンターの舞台に立った。
5月27日現地時間午後1時に始まった準決勝の相手は、東京2020オリンピック女子シングルス銀メダルのスン・インシャ(孫穎莎)。
世界ランキング1位のスンは、第1ゲームから3ゲームを連取(4-11、5-11、8-11)して戦いを圧倒。後がなくなった早田は第4ゲームで意地を見せ、開始早々4点、5点とリードすると、今回大会の女子シングルスでこれまで1ゲームも落としていないスンから1ゲームを奪うことに成功し(11-5)、早田は決勝進出への望みをつないだ。しかし、第5ゲームは8-11でスイの手に渡り、早田は準決勝敗退。決勝進出はならなかった。
試合後、スンは取材陣の質問に応え、「今日は全体的に質の高いラリーが多く、互いにとってレベルの高い戦いだった思います」と話した。また早田については、「早田選手はここ数年で飛躍的に成長し、世界の女子選手の中でも非常に強い選手です」とし、「早田選手はまだ力がある。この試合に挑むにあたり、自分が遅れをとるか、7ゲームズマッチになるだろうと覚悟して臨みました」と語った。
世界卓球選手権2023の日程
5月20日(土)
男子シングルス1回戦(R128)、女子シングルス1回戦(R128)、男子ダブルス1回戦(R64)、女子ダブルス1回戦(R64)、混合ダブルス1回戦(R64)
5月21日(日)
男子シングルス1回戦(R128)、女子シングルス1回戦(R128)、男子ダブルス1回戦(R64)、女子ダブルス1回戦(R64)、混合ダブルス1回戦(R64)
5月22日(月)
男子シングルス2回戦(R64)、女子シングルス2回戦(R64)、男子ダブルス2回戦(R32)、女子ダブルス2回戦(R32)、混合ダブルス2回戦(R32)
5月23日(火)
男子シングルス2回戦(R64)、女子シングルス2回戦(R64)、男子ダブルス3回戦(R16)、女子ダブルス3回戦(R16)、混合ダブルス3回戦(R16)
5月24日(水)
男子シングルス3回戦(R32)、女子シングルス3回戦(R32)、男子ダブルス3回戦(R16)、女子ダブルス3回戦(R16)、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝
5月25日(木)
男子シングルス4回戦(R16)、女子シングルス4回戦(R16)、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝
5月26日(金)
混合ダブルス決勝、男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、男子ダブルス準決勝、女子ダブルス準決勝
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5月27日(土)
13:00(日本時間 20:00)~女子シングルス準決勝
14:30(日本時間 21:30)~男子ダブルス決勝
17:00(日本時間 24:00)~男子シングルス準決勝
18:30(日本時間 25:30)~女子ダブルス決勝
5月28日(日)
13:00(日本時間 20:00)~女子シングルス決勝
14:00(日本時間 21:00)~女子シングルス決勝