韓国の釜山で行われているITTFワールドツアー・韓国オープンは、現地時間の7月6日に5日目を迎えた。この日は、シングルスでは男女ともに準々決勝が行われ、ダブルスでは男子、女子、そして混合のそれぞれで決勝が行われた。
男子シングルスの張本智和(木下グループ)、女子シングルスでは石川佳純(全農)と伊藤美誠(スターツ)がそれぞれ準々決勝で敗退し、ベスト8で大会を後にした。
男子シングルスの男子シングルスの準々決勝では、世界ランク4位の張本が同ランキング71位の王楚钦(中国)と対戦。試合は、2-4で敗れた。3セットを先に連取された張本は、第4、第5セットと取り返し、2-3まで盛り返したものの、逆転には至らなかった。
女子シングルスでは、石川が中国の孫穎莎と対戦し、3-4で惜敗した。世界ランク6位の石川にとって、同ランキング11位で18歳の若手選手を相手に勝利を狙いところだったが、相手の粘りに苦しんだ。3-1出迎えた第5セットから3セットを連取され、悔しい逆転負けを喫した。
同じく女子シングルスの伊藤美誠(スターツ)は、中国の王曼昱と対戦し、0-4で敗れた。世界ランク7位の伊藤と、同ランキング5位の王との対戦は、中国の層の厚さを見せつけられる結果となった。将来のエース候補と目される王を相手に、伊藤は流れを掴めず、ストレート負けに終わった。
各種ダブルスの決勝では、男子は樊振東・許昕ペア(中国)、女子でも陳夢・王曼昱ペア(中国)が優勝し、中国勢が強さを見せた。混合ダブルスでは、香港の黃鎮廷・杜凱琹が優勝し、中国勢のタイトル独占が見え始めるなか、意地を見せた。
翌日の7月7日には男子および女子シングルスの準決勝と決勝が行われる。