パリ2024オリンピック競技大会

パリ2024オリンピック聖火到着に向け、準備が進むフランス

執筆者 Olympics.com
1 |
Paris2024-240415-BIL-KV MARSEILLE-crédit

4月16日に採火されたパリ2024オリンピックの聖火は、ギリシャを巡ったあと船で移動し、5月8日にフランス南部の都市マルセイユに到着する。その日まであと3週間弱。1924年に行われた前回のパリオリンピックから100年ぶりに聖火がフランスに到着し、およそ3ヶ月におよぶ祝賀期間の幕開けとなる。

2024年4月16日にオリンピアの遺跡でオリンピック聖火が採火され、その様子は世界中でライブ配信された。いよいよ始まるという期待感に包まれた人も多かったに違いない。ヘレニック・オリンピック委員会主催のこの伝統的なセレモニーでは、最初の聖火ランナーであるギリシャ出身のステファノス・ヌトウスコス東京2020オリンピック・ボート競技の金メダリスト)がフランス人として最初の聖火ランナーとなった元競泳選手のロール・マナドゥに聖火を渡した。

マナドゥは、「フランス人として最初の聖火ランナーとなることを大変光栄に思います。ギリシャは私の競技人生において転機となった場所です。私にとって強いつながりがあるだけでなく、大会の起源であるオリンピアの地で聖火を運ぶことは、感無量です。大会へのカウントダウンが始まるこの聖火の採火式に、フランスを代表して参加できたことをとても誇りに思います」と語った。

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、「このオリンピック聖火は、私たちの古くからのルーツであるこの地から、フランス全土、そして最終的にはパリへとオリンピック精神を運び、光の都をさらに輝かせることでしょう。オリンピック聖火は、私たちのオリンピック・アジェンダの改革を大きく反映した最初のオリンピックを、始まりから終わりまで照らします。このオリンピックは、より若く、より包括的で、より都市的で、より持続可能なものとなります。IOCは、出場枠のちょうど50%を女子選手、50%を男子選手としました。この大会は、完全な男女平等を実現する最初のオリンピックとなるでしょう」と語った。

そのオリンピック聖火は4月26日の引継式の後、5月8日(水)にフランスに到着する。その最初の都市となるマルセイユでは聖火を迎える準備が着々と進む。

5月8日にマルセイユで歴史的な祝典

団結のメッセージを携え、スポーツの団結力を表すオリンピック聖火は、大会の歴史に敬意を表し、ギリシャでの旅を開始した。

4月26日に引継式が予定されており、翌27日に聖火はギリシャのピレウス港を出発。3本マストの船「ベレム」に乗って、5月8日にマルセイユに到着する。

到着のその日、マルセイユ旧港(ヴュー・ポール・ド・マルセイユ)はオリンピック一色に染まり、この日のために企画された数々のイベントで大きに賑わうことだろう。現地時間11:00~17:00の間、南港と北港ではベレム号のパレードが行われ、海岸沿いではワークショップが開催される。プロヴァンス風馬上槍試合のワークショップ、約30隻のマルセイユ・バルケット(小舟)をはじめ、地元のローイングクラブやカヤッククラブ、カヌークラブ、伝統的な帆船や子どもたちが操縦するディンギーなどおよそ90隻が連なるパレードなども予定されている。

聖火を運ぶベレン号は合計1,029隻のボートにエスコートされ、マルセイユ旧港に入り、海に浮かぶ陸上トラックに係留される。

フランス全土で行われる祝賀イベント

フランスでオリンピックが開催されるのは100年ぶりのこと。パリ2024はこの歴史的な機会にふさわしいイベントを予定している。5月8日からパラリンピックが終了する9月8日まで、聖火は大会の熱気を伝えることになるだろう。

オリンピック・パラリンピックの2つの聖火リレーは、「祝賀」と「共有」をテーマに、オリンピック聖火リレーではコンサート5公演、パラリンピック聖火リレーではコンサート1公演がコカ・コーラ社とともに企画されている。コンサートには、「コーク・スタジオ(Coke Studio)」の専門家たちによって選ばれたフランス語圏のアーティストが出演し、新しい世代に愛され、多岐にわたるスタイルやジャンルのアーティストたちが祝賀ムードを盛り上げる。

パリ2024組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は、「前回のパリオリンピックから100年を経て、フランスはオリンピックを迎える準備が整いました。近代オリンピックの創始者であるピエール・ド・クーベルタンの国であり、オリンピズムと非常に強く特別なつながりを持つこの国で、第33回オリンピックを開催することは、大きな誇りであり名誉でです」と話した。

「1900年のパリ大会で初めて女性選手が参加し、1924年のパリ大会では初めて選手村が建設されました。フランス・パリで3度目の大会が開催されることで、素晴らしいオリンピックの歴史に新たな1ページを刻む準備が整いました」

「IOCとトーマス・バッハ会長の長年にわたる絶え間ない援助とサポートのおかげで、私たちは華々しいだけでなく、特に環境的な観点からより責任ある大会を構想することができました。より格別な大会となることでしょう。一緒に素晴らしい大会を作りましょう」と続けた。

祝賀イベントはフランス全土で開催され、誰でも参加することができる。大会公式アプリでは5月8日に「大会マップ」の公開を予定しており、その地図を通じて最寄りのイベント会場を知ることができる。

数字で見るパリ2024聖火リレー

ギリシャでのオリンピック聖火リレー

  • 4月16日〜26日
  • 聖火ランナーの数:600人
  • 距離と日数: 11日間 5,000km
  • 通過する自治体の数(ギリシャ):43

フランスでのオリンピック聖火リレー

  • 5月8日〜7月26日
  • フランスにおける聖火ランナーの数:10,000人
  • 日数:69日間
  • 通過する自治体の数:海外領土6都市を含む65都市
  • 大洋横断リレー:6月7日にスタート

フランスでのパラリンピック聖火リレー

  • 8月25日〜28日
  • 聖火ランナーの数:1,000人
  • 通過する自治体の数:フランスの50都市

マルセイユ、聖火到着の日程

オリンピック聖火到着

以下現地時間。日本は7時間進んでいる

  • 11:00〜17:00 海上でのオリンピック聖火パレード
  • 19:00 べレム号がマルセイユ旧港に着岸
  • 19:45 マルセイユでの点灯セレモニー

そのほか文化関連イベント

  • Château d’If(シャトー・ディフ):(ラ)オルド・アーティスト・グループによる「眺めのいい部屋」のオリジナルをアレンジしたショー。
  • Lighthouse of the Île d'If(イル・ディフの灯台): ヴィジュアル・アートの先駆者ミゲル・シュヴァリエによる、海流と生物多様性にヒントを得たインスタレーション
  • 20:30~23:30 旧港にて:聖火リレーの公式パートナーであるコカ・コーラ社主催の「Exceptionnal」にフランスのスター、AlonzoとSopranoが登場する。

Related content