世界トライアスロン混合リレー選手権、フランスが優勝、2位の英国がオリンピック出場枠獲得の第1号に
フランスチームが世界トライアスロン混合リレー選手権を制し、2位となったオリンピック王者の英国は、パリ2024への出場枠を獲得した。6月26日に行われたトライアスロン混合リレーは、パリ大会への出場権が割り当てられた最初の種目となった。
バンサン・ルイとカッサンドル・ボーグランが率いるフランスチームは、モントリオールで行われた世界トライアスロン混合リレー選手権で、1時間27分14秒という圧倒的なタイムで優勝を果たした。ピエール・ル・コーとエマ・ロンバルディを含む4人組で臨んだフランスは、2位の英国に23秒差をつけて、フランスに5個目の世界タイトルをもたらした。
この勝利は、東京2020で銅メダルを獲得したフランスチームにとってさらなる自信となり、2位の英国にとっては重要な意味を持つものとなった。
パリ2024夏季オリンピックのホスト国であるフランスは、男女各2つの出場枠をすでに確保しており、2位のチームに出場枠獲得への道が開かれることになった。
オリンピック混合リレーを制したジョージア・テイラー・ブラウンは、10秒のタイムペナルティを受けながらも2位でゴールした。テイラー・ブラウン、アレックス・イー、ソフィー・コールドウェル、サミュエル・ディキンソンの4選手の活躍により、英国のオリンピック連覇に向け、一歩前進した。
トライアスロン混合リレーのフォーマット
東京2020では、英国が金メダル、アメリカ合衆国が銀メダル、フランスが銅メダルを獲得した。
混合リレーの各選手は、水泳300m、自転車6.8km、ランニング2kmの後、チームメイトの手をたたいてリレーをつなぐ。順番は女子、男子、女子、男子で行われる。