森保監督「粘り強く戦い続けた」、チッチ監督「非常にハイレベルな戦いだった」

6月6日に東京の国立競技場で行われたキリンチャレンジカップ2022、サッカー男子日本代表対ブラジル代表の戦いは0-1で試合終了のホイッスルが吹かれた。

文: Chiaki Nishimura
写真: 2021 Getty Images

「準備して試合に臨んだが、勝てなくて非常に残念」

サッカーの強豪ブラジルを、FWネイマールのPKでの1点に抑え、0-1で惜敗した男子日本代表。SAMURAI BLUEを率いた森保一監督は、試合後に行われた記者会見で「残念」という言葉を口にし、その上で、「粘り強く戦い続ける攻撃の姿勢を忘れないで、ゴールに向かっていくということを見せてくれた」と選手らを称え、「選手たちが今、自分たちのできるベストのことを続けてくれた。また未来の勝利に向けて積み上げていくものがあった」と総括した。

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右サイド起用の長友、戦いの中で1つオプションが増えた

攻撃で重要な役割を担ったFW伊東純也に関して森保監督は、「彼の本来持っているパワーはまだまだ出せる」とし、後半途中出場したMF三笘薫については「止められたシーンはあったが、一対一で相手を上回るところは見せてくれた。今日経験できたことで、よりレベルの高い相手に対しても自信を持ってくれたと思う。肌感覚で自分のやらなければいけないことがわかったと思うので、必ずレベルアップしてくれると思う」と期待を込めた。

またブラジル戦ではDF長友佑都が右サイドで起用された。レアル・マドリードで活躍するヴィニシウス・ジュニオールの自由を奪うパフォーマンスを見せた長友について意見を求められた森保監督は「我々の戦いの中で1つオプションが増えたと思う」とした上で、「世界で戦う上で必要な要素というものを、プレーをもって見せてくれている」と評価した。

攻撃面に関しては、「やはりなかなかこじ開けさせてくれないというのが現実的なところ」と認めた上で、それでも「後半かなり相手のブロックの中に入っていき、アタッキングサードにも入っていけた」と評価。「相手も守備に回らなければいけないという時間帯を、後半我慢してプレーすることで我々の形に持っていけた。継続してやっていけば、最終的にもっとシュートの形を作れるようになると思う」と、粘り強く戦った選手らを称え、手応えを口にした。

また、主将を務めるDF吉田麻也は、試合直後のインタビューで、「本戦ではもっともっと厳しい試合になるということを頭に入れて戦わなきゃいけないなと思う」と気を引き締め、「試合前にみんなに『サポーターの皆さんはブラジルを見にきてると思うけど、最後に日本を応援してよかったと思ってもらえる試合にしたい』って言ったんですけど、そう思ってもらえたらいいなと思う。カタールに向けて日本で一丸となって戦っていきたい」を意気込みを語った。

「日本は調整が効いている」

ブラジル代表のチッチ監督は、「非常にハイレベルな戦いだった。両チームとも非常に高いクオリティーを示して、さらに非常に競い合った内容だったと思う。ワールドカップレベルの対戦だった。特にメンタル面でそれが見られたと思う」と試合を振り返り、「そんな中でも我々の方が何とか得点をしようと、執拗に得点を追いかけた。それによって我々は勝利を得た」と、分析した。

ブラジルは6月2日に韓国と親善試合を行っており、現役時代に日本でも活躍したサンパイオコーチは、韓国戦と日本戦を同時に振り返り、「韓国と日本は非常に似通ったモデルのゲームを持っていると思う。韓国の方がより日本より動きが多くて、またフィジカルをよく使うという印象」とコメント。「日本に関しては非常にテクニックを重視したゲームであり、そして非常に堅固な最終ラインを持っている。森保監督が作り上げたこのメカニズムというのは、非常に調整が効いている」という見解を示した。

その上で、「今回のアジアでの2戦はとても良い経験になった」と、実りのあるアジア遠征となったことを語った。

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