天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会・決勝が、11月23日に国立競技場(東京都新宿区)で行われた。
ガンバ大阪とヴィッセル神戸による関西勢同士の顔合わせとなった、天皇杯の決勝。神戸は大迫勇也と酒井高徳が先発復帰した一方、G大阪はエースの宇佐美貴史が2日前の練習で負った肉離れの影響で欠場となった。
試合の序盤はG大阪がボールを保持し優位に進めるが、徐々に神戸もポゼッション率を高めチャンスを作る。それでも前半は両チームともに決定的チャンスが少なく、0-0で折り返す。
後半に入ると、G大阪は55分にウェルトンを投入する。交代直後にそのウェルトンの突破からチャンスを作り、ダワンがシュート。しかし神戸GK前川黛也がセーブし、ゴールを許さず。
試合が動いたのは64分。神戸が前川のロングキックからゴールに迫る。最後は武藤嘉紀のシュートのこぼれ球を宮代大聖が押し込み、神戸が先制に成功した。
その後は同点を狙ったG大阪の攻撃に対し、神戸が堅守で対応。最後まで失点を許さず1‐0で逃げ切った。神戸は2019シーズン以来5大会ぶり2度目の天皇杯優勝を飾っている。