“りくりゅう”三浦璃来/木原龍一が今季世界最高得点で首位発進|世界フィギュアスケート選手権2023ペアSP

世界フィギュアスケート選手権大会2023の競技が3月22日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開幕。ペアのショートプログラムでは、“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一が今シーズンの世界最高得点となる80.72点で首位スタートを切った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Riku Miura and Ryuichi Kihara
(2022 Getty Images)

国際スケート連盟(ISU)が主催「ISU 世界フィギュアスケート選手権大会2023」の競技が、3月22日に埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナでスタート。初日はペアの前半ショートプログラム(SP)が行われた。

日本からは今シーズンのISUグランプリファイナル、四大陸選手権を制覇している三浦璃来/木原龍一(木下グループ)が出場。22番目に登場した“りくりゅう”の2人は、自らがNHK杯で記録した今シーズンの世界最高得点を上回る、80.72点をマークした。

すべてのエレメンツでGOE(出来栄え点)の加点をもらうなど、「You’ll Never Walk Alone」に合わせて圧巻のパフォーマンスを披露。約6点差をもって後半のフリースケーティング(FS)を迎える。

■三浦璃来のコメント

この前の78点も出ると思っていなかったので、80点は目標にしていましたが、出るとは思っていなかったです。レベルもきちんと取れて、自分たちがやってきたことを結果として出せてうれしく思います。
グランプリファイナルや四大陸選手権は地に足がついていない状態だったんですけど、今回はすごく足の調子も良くて。やってきたことに自信を持てましたし、集中はしつつ、過度な緊張はなかったと思います。

■木原龍一のコメント

今シーズンの目標がSPで80点を出すということだったので、シーズン最終戦で達成できたことをうれしく思います。歴代で80点台を出した方々は僕たちよりも遥かに上のレベルの方々なので、ちょっとだけでも足元が見えてきたかなと思えたので、すごくうれしく思います。
グランプリファイナルや四大陸選手権に比べて、気持ちが楽でした。過去2試合と比べて、落ち着きもありましたし、気持ちのコントロールもしっかりできていました。
三浦選手のケガもあったので、世界選手権までに復帰できればという考えを持っていました。そこまで高い目標設定はしていませんでした。NHK杯までの目標が75点で、そこで78点を出したことで80点という設定をしました。

2位はアメリカ合衆国のアレクサ・クニエリム/ブランドン・フレイジャーで74.64点。イタリアのサラ・コンティ/ニッコロ・マチーが73.24点の3位で続いた。

FSは23日11時から行われる。

■日程

3月22日(水)

  • 11:00 ペア SP
  • 15:00 オープニングセレモニー
  • 15:50 女子シングル SP

3月23日(木)

  • 11:00 ペア FS
  • 15:50 男子シングル SP

3月24日(金)

  • 11:00 アイスダンス RD
  • 17:20 女子シングル FS 

3月25日(土)

  • 12:30 アイスダンス FD
  • 17:20 男子シングル FS

3月26日(日)

  • 15:00 エキシビジョン

SP…ショートプログラム
FS...フリースケーティング
RD…リズムダンス
FD…フリーダンス

■放送予定

  • 地上波:フジテレビ系列(※関東地区ほか / 生中継)22日-25日:18:30〜
  • ネット:FOD (全競技ライブ配信)
もっと見る