【総合馬術】団体優勝はドイツ…日本は11位でパリ2024出場枠逃す|世界選手権2022

イタリアで開催された総合馬術の世界選手権は、現地時間9月18日に全ての競技スケジュールを終えた。団体戦ではドイツが優勝。日本は11位に終わり、パリ2024団体出場枠の獲得とはならなかった。

文: Yukifumi Tanaka/田中幸文
写真: REUTERS

4年に一度開催される国際馬術連盟(FEI)主催の総合馬術の世界選手権大会は、イタリアの首都・ローマ郊外のプラトーニ・デル・ヴィヴァーロにおいて現地時間9月15日から18日まで行われた。

■団体戦

今大会の団体戦には、日本を含む16チームが出場。3組あるいは4組の人馬で構成されたチーム内の減点合計(上位3組のスコア合計)で争われ、最小のチームが優勝となる。また、この団体戦は、開催まで2年を切ったパリ2024団体出場枠をかけた総合馬術の最初の予選大会でもあり、最終成績で上位7チームに入ると、オリンピック団体出場権を獲得することができる。

馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の順で、4日間にわたって行われた競技の結果、ドイツが2014年の世界選手権以来、2大会・8年ぶりに世界の頂点に返り咲いた。また、日本は、クロスカントリー終了時点で、暫定7位と好位置に付けていたものの、最終種目の障害馬術の直前に行われるホース・インスペクション(馬の健康状態が、競技出場に適しているかどうかチェックする検査)において、1頭が棄権したことから、順位を下げることとなった。障害馬術での減点も加算され、最終的に202.3というスコア合計で、11位に終わった。団体戦の上位7チームの成績は以下の通り。

  1. ドイツ 95.2
  2. アメリカ 100.3
  3. ニュージーランド 100.7
  4. イギリス 100.9
  5. アイルランド 136.8
  6. スウェーデン 139.4
  7. スイス 140.6

■個人戦

上述の団体戦は、個人戦も兼ねて行われた。クロスカントリー終了時点でトップに立っていたロンドン2012団体と個人で2冠を達成しているミヒャエル・ユング(ドイツ)が、最終ライダーとして場内に入る。リオ2016個人金メダリストでもあるユングは、前半いいリズムで走行していたものの、後半の11番コンビネーション障害をひとつ落下させてしまう。それでも優勝できるアドバンテージをもっていたが、最後の第13障害でまさかの2度目の落下を喫してしまい、スコア合計26.8となって5位に後退する。これにより、Tokyo2020団体金メダルに輝くイギリス代表のヤスミン・インガムが、スコア合計23.2で世界選手権初出場にして、初優勝を飾った。また、日本代表の個人ベスト成績は、Tokyo2020でもコンビを組んでいるヴィンシーJRA号と出場した戸本一真で、スコア合計31.1で8位だった。

個人戦の表彰台成績は以下の通り(英語表記は、競技馬名)。

  1. ヤスミン・インガム/Banzai du Loir(イギリス) 23.2
  2. ユリア・クライエフスキ/Amande de B'Néville(ドイツ) 26.0
  3. ティム・プライス/Falco(ニュージーランド) 26.2

公式サイト: FEI World Championships Platoni - Roma 2022

■日本代表人馬

  • 大岩義明/キャレ(株式会社nittoh)
  • 北島隆三/セカティンカJRA、フェローザニューモード(乗馬クラブクレイン)
  • 田中利幸/スワイパーJRA、タルマダルー(乗馬クラブクレイン)
  • 戸本一真/ヴィケンティ、ヴィンシーJRA(日本中央競馬会)

※2022年8月15日付 日本馬術連盟 発表

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