2023年エディションで、第45回を数えるシカゴマラソン(英名:Bank of America Chicago Marathon 2023)が、アメリカ合衆国イリノイ州において現地時間10月8日に開催された。シカゴマラソンは、東京やロンドンなど、6つの著名なマラソン大会で構成されるアボット・ワールドマラソンメジャーズのひとつである。
男子では、異次元のタイムとなる2時間0分35秒でフィニッシュしたケルビン・キプタム(ケニア)が、シカゴマラソンを初優勝。同じケニア出身で、オリンピック男子マラソン2連覇中のエリウド・キプチョゲが持っていたワールドレコード(2時間1分9秒)を、34秒も短縮する脅威的な記録をシカゴで樹立し、人類史上初となる2時間0分台でのマラソン完走者となった。
シカゴマラソン2023では、女子でも好タイムが飛び出した。
Tokyo2020オリンピック陸上女子5000mと10000mの2種目で金メダルを獲得しているシファン・ハッサン(オランダ)が、歴代2位となる2時間13分44秒でシカゴを制した。女子のマラソン世界記録は、ティギスト・アセファ(エチオピア)が9月に行われたばかりのベルリンマラソン2023でマークした2時間11分53秒。トラック種目でのオリンピック実績を持つハッサンが、初出場となった歴史あるシカゴのマラソンコースでも結果を残したことにより、開幕まで300日を切ったパリ2024でのさらなる活躍に期待が寄せられる。
このほか、市田孝が2時間8分57秒でフィニッシュし、日本勢最高となる10位に入っている。
■シカゴマラソン2023 主な招待選手
陸上競技
8日 - 8日 10月
陸上競技 | オリンピック予選 | シカゴマラソン - アメリカ合衆国