【ボクシング】井上尚弥、ノニト・ドネアに2回TKOで勝利…3団体統一は日本人初

WBA、IBF、WBCの世界バンタム級王座統一戦が6月7日、さいたまスーパーアリーナで開催。井上尚弥がノニト・ドネアを2回TKOで下し、日本人として初の3団体統一を果たした。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(時事通信)

さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で行われたWBA(世界ボクシング協会)IBF(国際ボクシング連盟)WBC(世界ボクシング評議会)世界バンタム級王座統一戦。井上尚弥(大橋ボクシングジム)が"圧勝"とも言える展開でノニト・ドネア(フィリピン)を下した。

両者の対戦は井上が勝利した2019年11月以来、2年7カ月ぶり。井上は1回から右ストレートでダウンを奪うなど、終始自身のペースで試合を進める。

勝負が決したのは続く2回。1分15秒を過ぎから左、右と猛攻を仕掛ける。最後は左フックが入ったところでドネアが再びダウン。レフェリーが試合を止め、TKOで井上の勝利が決まった。270秒にも満たない時間での決着だった。

井上は戦績を23戦全勝(20KO)に伸ばした上に、日本人として初の3団体統一を達成。試合後、自身のSNSを通じて「日本史上初世界3団体統一。やったぜ!! みんなありがとう!!」と喜びを綴った。

「4団体統一という目標に向けて通過点」

3日に行われた公式記者会見ではこう語っていた井上。次なるステップはWBO同級王者ポール・バトラー(イギリス)との4団体統一戦となるだろうか。

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