カナダ女子の記録的なパフォーマンスから、スロバキア男子の歴史的な銅メダル、男子トーナメントでのフィンランドの優勝まで、Olympics.comでは北京2022のアイスホッケーの最高の瞬間を振り返る。
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第1回大会(1920年にアントワープで開催された夏季大会)からオリンピック競技として定着しているアイスホッケー。1924年に冬季大会が始まって以来、常に人気を集めており、北京2022でも同様、多くのファンを魅了した。
男子トーナメントでは、北米のナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)が選手の派遣を見送ったため多くのトップ選手不在の中で行われたものの、フィンランドが歴史を築くなど、見どころの多い大会となった。
男子ではROCが銀メダルを獲得し、スロバキアが歴史的なオリンピックアイスホッケー初のメダルを獲得。今後のキャリアが楽しみな注目すべき若手、**ユライ・スラフコフスキー**が目を見張るような活躍ぶりでスロバキアの銅メダルに貢献した。
女子では、カナダとアメリカ合衆国が再び決勝で対決。長野1998で女子の種目が採用されて以来、両チームが決勝で対戦したのは7回目。カナダは、若手選手とベテラン陣の見事なコンビネーションで、前回大会覇者のアメリカ合衆国を3-2で破り、5個目の金メダルを獲得した。
フィンランドはグループステージで印象的なプレーを見せ、最後の試合でスイスを4-0で破り、女子アイスホッケーで4度目の銅メダルを獲得した。
一方、スマイルジャパンこと女子日本代表は目標としていた、初の決勝トーナメント(準々決勝)進出を達成。準々決勝ではフィンランドに1-7で敗れ、6位で大会を終えた。
ベテランの**マリフィリップ・プーラン、ブリアン・ジェナー、ナタリー・スプーナー**に率いられたカナダは、圧倒的な強さを発揮(出場した全スケーターが最低でも1点を記録)。7試合で57ゴール(失点はわずか10)というオリンピック記録を樹立し、5度目の金メダルを獲得した。
決勝でアメリカ合衆国に勝利したことで、オリンピックの伝統的なライバル関係の均衡が変わりつつある。銀メダルのアメリカ合衆国は、北の隣国に大きく差をつけられており、オリンピックでの優勝は2回にとどまっている。
カナダの27歳の**サラ・ナース**は、オリンピック1大会での最多得点記録(18)と最多アシスト記録(13)を更新した。
フィンランドが過去に金メダルに最も近づいたのは1988年と2006年で、いずれも銀メダル(決勝でそれぞれ旧ソ連とスウェーデンに敗れた)。これまでに銅メダルを4個獲得しているフィンランドは、北京での決勝でROCチームと対戦。平均年齢30歳という大会最年長のチームでありながら、無敗のフィンランドは強固なディフェンスと戦術的センスで、ROCを2-1で下して歴史的な金メダルを手にした。試合終了の笛が鳴ると、フィンランドの選手らはスティックとヘルメットを空中に放り投げ、ゴールテンダーの**ハッリ・サテリ**に詰め寄った。彼は大会を通じて大活躍を見せた。
バンクーバー2010で過去最高の4位入賞を果たしたスロバキアは、1993年に独立して以来、男子アイスホッケーでオリンピックメダルを獲得したことがなかった。しかし、北京では17歳のスラフコフスキーの活躍により、その状況が一変した。
スラフコフスキーは、スウェーデンに4-0で勝利した3位決定戦で2ゴールを記録。また、今大会での7得点は、18歳以下の選手としては史上最多タイの記録となった。
スロバキアは準々決勝で優勝候補のアメリカ合衆国を倒し、オリンピック男子アイスホッケー史上最大の衝撃と騒がれたが、その際にもスラフコフスキーが先制点を決めてチームの勝利に貢献した(スロバキア代表のゴールテンダー、**パトリク・リバル**が素晴らしい活躍を見せた試合でもあった)。
この大会に臨むにあたり、「彼にゴールを決められるだろうか?」と思っていました。彼は苦しんでいましたが、見事にそれを成し遂げました。彼は本当に素晴らしい選手たちと一緒にプレーすることができましたし、ファーストラインにも抜擢しました。若い選手にとっては、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
スロバキア男子アイスホッケーチームのクレイグ・ラムジー監督、17歳のスーパースター、スラフコフスキーについて
これがどれほどのことか言葉で表すのは難しい。ホッケーはフィンランドで大人気で、これまで何度か手が届きそうだったけど、ようやく初めての金メダルをつかむことができてよかった。僕たちは最高の戦いをしたと思うよ。これはその証だ。
フィンランドのヴァルッテリ・フィルプラ、決勝後のコメント
一緒にプレーしている選手がネットを揺らしてくれました。このチームには23人の素晴らしい選手がいて、とても楽しかったです。2018年に銀メダルを獲得したときは、世界の重荷を肩に背負っているような気分でした。でも、この金メダルを手にしたときは、今までで一番軽やかな気持ちでした。
オリンピックでの最多得点記録を更新した(そして5個目の金メダルを獲得した)カナダのスター選手、サラ・ナースの試合後のコメント
金メダル:フィンランド
銀メダル:ROC
銅メダル:スロバキア
金メダル:カナダ
銀メダル:アメリカ合衆国
銅メダル:フィンランド